ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 25 April 2024

日本の民法における夫婦同姓の規定

When two become one
2人が一つになるとき

「エコノミスト」誌 11月9日

「エコノミスト」誌は9日、日本の民法における夫婦同姓の規定や、夫婦間の姓選択における段階的変化についてまとめた記事を掲載した。

同記事は、世論調査によると大多数の日本人が結婚したカップルは姓を自由に選択できるべきだと考えているが、伝統的な家族の形態がいまだ基準となっていると説明。ただし、家族生活にまつわる規範の一部は厳格に過ぎると考える傾向が強まっているとした。

同記事はまた、夫婦間の姓選択における段階的改革は混乱をきたしていると指摘。女性が勤務先で旧姓を通し、様々な書類上で旧姓を用いる場合でも、「koseki(戸籍)」上では結婚後の姓に変更しなければならないとした。また、戸籍はその他の多くの文書の基本となるものであり、旧姓を使用している女性たちは自分たちの身分を証明するために、余分な書類仕事をこなさねばならず、それは官僚的な国においては簡単なことではないと指摘している。

Japan gears up for the drivethrough funeral
日本初のドライブスルー葬儀場がまもなく登場

「タイムズ」紙 10月30日

「タイムズ」紙(電子版)は10月30日、日本でドライブスルーの葬儀場が年内にオープンする予定であると報じた。

記事によると、冠婚葬祭愛知グループ(長野県上田市)は、 車から降りることなく焼香や記帳を行うことができる葬儀場を開設する。同記事は、短気な参列者の便宜を図るためでなく、世界で最も高齢化が進む国における参列者の身体的ニーズを考慮したものだとし、「ビジネスではなく、我々の義務である」と述べる荻原政雄社長の声を紹介した。

Sony brings its AI-infused robotic dog Aibo back
ソニー、AI搭載しアイボを復活させる

「ガーディアン」紙 11月1日

「ガーディアン」紙(電子版)は1日、ソニーの犬型ロボットaibo(アイボ)が人工知能(AI)を備え、10年以上ぶりに復活すると報じる記事を掲載した。

今回のaiboは、有機ELの瞳で感情を表現、本物の犬のような自然な動作をする。また、人間の笑顔や褒め言葉に反応し、どんな行動が飼い主を喜ばせるのか学習するという。同記事は、今回の発表はソニーによる、家庭用ロボットのパイオニアとしての復活を目指す試みの一部であるとしている。

Empty seats greet Ivanka Trump at women's empowerment speechbr
女性活躍推進の講演でイバンカ・トランプを空席が迎える

「ガーディアン」紙 11月3日

「ガーディアン」紙(電子版)は3日、トランプ米大統領に先立ち訪日した長女のイバンカ氏が東京都内で開催された「国際女性会議WAW!」で講演したが、空席が目立ったと伝える記事を掲載した。

同記事は、モデルとしての仕事や自身のファッション帝国のおかげで日本でもおなじみのイバンカ氏は、父親の名前を出すことなく、経済界における女性の役割向上のための活動について語ったと説明した。

Baldy discount
「ハゲ割」

「タイムズ」 11月8日

「タイムズ」紙(電子版)は8日、日本のホテル・チェーン「ホテルテトラ」が頭髪の薄い人に割引を行っていると伝えた。

記事によると、同チェーンのホテルでは、清掃スタッフから排水口に詰まった髪の毛について苦情があったことから、髪が詰まることのない頭髪の薄い人に「ハゲ割」のサービスを提供。対象となれば一泊につき300円から500円割引されるという。同記事は、テトラの社長がスキン・ヘッドなのも偶然ではないかもしれないとしている。

Pokémon fans in shock as Pikachu speaks English
ピカチューの英語にポケモン・ファンが衝撃

「ガーディアン」 11月14日

病院食

「ガーディアン」紙(電子版)は14日、英語版の映画「劇場版ポケットモンスター キミにきめた!」で、人間の言葉を話せなかったピカチュウが英語をしゃべったとみなされるシーンにファンがショックを受けていると報じた。ピカチュウの声を担当した声優も声明で、他のキャストも「奇妙」で「ものすごく変」だと感じていると述べたという。

 

衆議院選挙の結果と安倍政権の今後

After his election success, Japan’s leader takes aim at pacifism
選挙での勝利の後、日本のリーダーは平和主義に狙いを定める

「エコノミスト」誌 10月26日

10月22日に投開票が行われた日本の衆議院選挙の結果について、英各紙は安倍晋三首相率いる自由民主党(自民党)の大勝を伝える一方、投票率の低さや、安倍首相が狙う憲法改正への道の困難さを指摘した。

10月26日付「エコノミスト」誌は、今回の勝利は自民党への熱狂的な支持を示しているとはとても言えないと主張。多くの人たちは単に変革への恐れと北朝鮮の脅威が理由で同党に票を入れたに過ぎないとした。また、第9 条に手を加えることはいまだに「政治的難題」であり、見通しは不明だと説明した。そのほか、改憲以外の政策についてはこれまでとほぼ同様であるとし、消費税増税や高齢化問題、労働環境の改善などについて言及。選挙で勝利を収めたものの、安倍首相の立場はいまだ脆弱であるとした。

Older Japanese turn to baby milk formula as health food
日本の高齢者、健康食品として粉ミルクに注目

「タイムズ」紙 10月18日

「タイムズ」紙(電子版)は10月18日、日本のベビー・フードのメーカー各社が中高年の女性をターゲットにしていると伝える記事を掲載した。

同記事によると、森永乳業は健康のために乳幼児用の粉ミルクを飲んでいる高齢者からの要望を受けて、大人のための粉ミルクを開発した。同記事はまた、「高齢者の中には乳幼児向けの粉ミルクの栄養価は高いという強い思いがある」とする、森永乳業の小菱悟氏によるコメントを紹介した。

Hokkaido releases manga comic to combat North Korean threat
北海道、北朝鮮の脅威への対応策を漫画で公開

「ガーディアン」紙 10月20日

「ガーディアン」紙(電子版)は10月20日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した場合の対処法を説明するために北海道が住民向けに制作した漫画を紹介した。

記事によると、8月から9月にかけて北朝鮮の弾道ミサイルが2回、北海道の上空を通過したが、政府による対処法の説明が分かりづらいと住民から声が上がり、北海道が漫画にまとめた。通勤中のサラリーマン、作業中の農業従事者などを登場させ、それぞれの対処法を描いているという。

Japan’s love affair with the automobile stalls
日本の自動車への愛が冷める

「フィナンシャル・タイムズ」紙 10月24日

「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は10月24日、東京を始めとする日本の都市では、発達した公共交通機関や駐車場不足、交通渋滞などを背景に、若者たちの車離れが進んでいると伝えた。

記事は、前の世代のように車の所有がステータスであるという意識が都市に住む若者にはなく、スマホや体験型旅行などへの関心の方がより強いと指摘する分析家の見解などを紹介している。

Fork that drowns out the sound of noodle-slurping
麺をすする音をかき消すフォーク

「タイムズ」紙 10月25日

「タイムズ」紙(電子版)は10月25日、日清食品が麺をすする音を察知し、スマホにシグナルを送って音を流す機能を持つフォークを開発したと伝える記事を掲載した。

同記事は、日本人は繊細な文化を持ち礼儀作法を重んじることで知られるが、音を立てて麺をすするという盲点があると指摘。外国人訪問客が不快に思うことを言い表す「ヌーハラ」という言葉すらあるとした。そして問題解決のために日清食品がデジタル・フォーク「音彦」を生み出したと説明した。

Japanese student sues over school's order to dye hair black
日本の高校生が黒髪強要の学校を提訴

「ガーディアン」 10月27日

髪

「ガーディアン」紙は10月27日、元来の髪の色が茶色い大阪府立高校の18歳の生徒が髪を黒く染めるよう強要されていたことで府を訴えた件を報じた。記事は、同校では髪を染めたり、脱色することを禁じているが、茶色い髪を黒く染めるのは規定違反ではないのかという点について同校の校長はコメントを避けているとした。

 
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