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Thu, 28 March 2024

日本の寺院の経営的な苦境

Funerals in Japan are among the priciest in the world
日本は葬式費用が世界一高い国の一つ

「エコノミスト」誌 10月31日

「エコノミスト」誌の10月31日発行号は、日本の寺院が経営的な苦境に立たされているとの現状を伝えた。

同記事によると、日本では多くの寺院がバーやカフェの経営に加えて、ファッション・ショーの開催、ペットの葬式の実施といった新しい試みに取り組んでいる。一方で、毎年数百単位の寺院が廃業。日本人が段々と宗教に関心を持たなくなり、人口自体が減少していることなどを理由として挙げている。

さらに、日本は葬式費用が世界一高い国の一つであると指摘。今では東京で行われている葬儀の4分の1以上が宗教的ではない形式で行われ、また多くの人々が森林や海で散骨するようになるなど、より安価な代替手段が広まりつつあると伝えた。

Japanese palates are
somewhat different
日本人の味覚はやや異なる

「デーリー・メール」紙(電子版) 10月12日

「デーリー・メール」紙の電子版は10月12日、日本で販売されている珍味の菓子を大々的に紹介する記事を紹介した。

同記事で紹介されているのは、風月堂の「馬刺アイス」、ダイドードリンコの「森永ホットケーキ ミルクセーキ」、赤城乳業の「ガリガリ君リッチ ナポリタン味」など。本記事が取り上げた12種類に及ぶ世界中の珍味の中には日本の菓子が8種類入っていることから、「日本人の味覚は西洋人とはやや異なるようだ」と伝えている。

Knowingly banal and
refreshingly honest for it
意図的に陳腐で爽やかなまでに素直

「タイムズ」紙(電子版) 10月13日

「タイムズ」紙の電子版は10月13日、日本人歌手のきゃりーぱみゅぱみゅのロンドン公演についての批評記事を掲載。5ツ星を最高点とする評価で4ツ星を与えた。

同記事は、きゃりーぱみゅぱみゅについて「意義深さを出そうという気が全くないゆえに深遠」との見解を提示。最新曲を歌った際には、「意図的に陳腐で、爽やかなまでにその点について素直である」という意味において「時代を代表するポップ・スターに見えた」と伝えた。

Boris Johnson knocks
over 10-year-old
ロンドン市長が10歳の
男の子を張り倒した

「ガーディアン」紙(電子版) 10月15日

「ガーディアン」紙の電子版は10月15日、東京都を訪問したボリス・ジョンソン・ロンドン市長が、同地で行われたラグビー関連イベントで「10歳の男の子を張り倒した」と伝えた。

同記事によると、東京都内に設置されたミニ競技場にて「ストリート・ラグビー」を開催。ジョンソン市長は、ラグビーのボールを持って前進した際に同じくこの試合に出場していた10歳の男の子と接触、少年は転倒した。市長はすぐに少年の元に駆け寄り、謝罪した上で握手を交わしたという。

Disabled children are still
shunted into separate schools
障害を持つ児童はいまだに
別の学校へと通学する

「エコノミスト」誌 10月17日

「エコノミスト」誌の10月17日発行号は、日本の障害者プロレス団体「ドッグレッグス」の活動を紹介した。

同記事は、障害者を取り巻く日本の状況は近年では改善されてきているものの、今でも障害を抱える児童は専用の学校施設へと通学し、また成人した障害者でさえ自宅に留めようとする家族がいると伝えている。

また一部では、障害者プロレスがかつての「見世物小屋」を連想させるとの批判が出ていることにも言及している。

Why cover cup?
なぜ隠すのか

Modern Shunga「ガーディアン」紙(電子版) 10月27日

「ガーディアン」紙の電子版は10月27日、漫画家のマシュー・マーティン氏が制作した春画のパロディー作品集「Modern Shunga」の書評において、人体の局部に絵文字などがあしらわれている同書について「かつて人々が好んで見ていたものをなぜ隠すのだ」との疑問を提示。また近世の日本では「非常に洗練されたポルノ絵画」が発展したと伝えた。

 

ラグビーW杯
イングランド大会1次リーグ最終戦

We bid farewell to a Japan side that…
got everyone to fall in love with them

日本に別れを告げよう……
誰もが日本代表と恋に落ちた

「ガーディアン」紙 (電子版)10月11日

ラグビーのワールド・カップ(W杯)イングランド大会1次リーグ最終戦で日本が米国を28‐18で下したことを受けて、英各紙の電子版は11日、今大会での日本代表の健闘を称える記事を掲載した。

「デーリー・テレグラフ」紙は、日本代表を「確実に最もツキがなく、そしてほぼ間違いなく最も勇気がある」チームであったと形容している。また前日にスコットランドがサモアに勝利したことで、日本は米国戦を「誇りのため」に戦うことになったと説明。そしてその誇りをかけた戦いぶりの素晴らしさに対して驚嘆の意を表している。

さらに同試合のオンライン中継を行った「ガーディアン」紙は、「日本に別れを告げよう。誰もが日本代表と恋に落ちた」と述べた。

Why the yakuza are not illegal
なぜヤクザは違法でないのか

「エコノミスト」誌(電子版) 9月29日

「エコノミスト」誌の電子版は9月29日、日本の指定暴力団である山口組が分裂したことを受けて、「なぜヤクザは違法でないのか」と題した記事を掲載した。

同記事は、日本では商店街の裏道に暴力団の事務所が位置しているほか、福島原子力発電所の清掃作業や2020年開催予定の東京五輪に向けての建設作業などにヤクザが関わっていると紹介。「日本は組織されていないほかのものよりも、組織犯罪を好むようである」と述べている。

It seems odd that shunga still has the power to shock
春画が衝撃を与えるとは奇妙

「エコノミスト」誌 10月3日

「エコノミスト」誌の3日号は、日本で現在開催されている春画展に注目する記事を掲載した。

同記事は「日本では大々的かつほぼ大っぴらな形で性産業が存在しているにも関わらず、春画と呼ばれる古い木版画の集合体が衝撃を与える力を持っているというのは奇妙」との見解を提示。9月中旬より永青文庫美術館で春画展が開催されるに至るまで、日本における20以上の美術館が春画の展示を拒否していたことに言及している。

The fairytale lives on
おとぎ話はまだ続く

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 10月3日

ラグビーのワールド・カップ(W杯)イングランド大会1次リーグで3日、日本がサモアを26‐5で下したことを受け、「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は「おとぎ話はまだ続く」との表現で日本の勝利を称えた。

同記事は、南アフリカ戦に勝利した日本代表が「勝ち目がないと思われていたにも関わらず、あっと言わせるような活躍を見せる者たち」を常に愛する中立的な立場の英国人の心を勝ち取ったと伝えている。

Retired wrestler appointed to Japanese cabinet
元レスラーが日本の閣僚に

「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 10月7日

「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は7日、第3次安倍晋三内閣において文部科学相に就任した元プロレスラーの馳浩衆議院議員の略歴を紹介した。

同記事は、日本ではプロレスが根強い人気を持つことを考慮し、安倍首相が支持拡大を狙って任命したと示唆している。

また馳議員がかつて「ベトコン・エクスプレス」というリング・ネームを持っていたことに言及。1990年には試合中に死亡寸前の状態に陥ったなどの過去にも触れている。

Immigration is hugely controversial
移民問題が物議を醸す

はすみとしこBBC(電子版) 10月8日

BBCの電子版は8日、日本人漫画家のはすみとしこ氏が、シリア難民の少女の写真を元にしたイラストとともに「そうだ難民しよう!」といったメッセージをフェイスブック上に投稿した一件を報道した。またこの作品に対して抗議の声が上がっていると紹介。加えて日本では移民問題が物議を醸していると伝えている。

 
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