ニュースダイジェストの制作業務
Thu, 18 April 2024

男子テニスのATP ツアー・ファイナル準決勝での錦織圭選手

A rather peculiar thing happened
奇妙な出来事が起きた

「ガーディアン」紙 11月15日

ロンドン東部グリニッジの会場で奇妙な出来事が起きた。ジョコビッチがセットを奪われたのだ。彼は今大会では1セットも落としておらず、スイスのワウリンカとの対戦ではサービス・ゲームを一つ落としただけで大歓声が起きた。惨敗も予想された展開へと自身を追い込んだ戦略に見切りをつけ、本格的な打ち合いに応じた錦織選手の判断は称賛に値する。全米オープンでジョコビッチを倒したときの調子まであともう少しだった。第3セットの序盤にも2度ブレーク・ポイントを迎えたが、ジョコビッチを崩すことはできなかった。

His opponent was transformed
錦織は第2セットで別人になった

「タイムズ」紙 11月15日

ロンドンの会場O2で行われた準決勝では、世界ランキング第1位のジョコビッチが、日本の希望の星である錦織の巻き返しにも屈することはなかった。第1セットは、ほんのわずかなミスしか犯さなかったジョコビッチが即座に6‐1で奪取。しかし、錦織が素晴らしいショットをいくつか披露した後でネット付近からボレーを決めてジョコビッチのサービス・ゲームを奪ったときから、波乱の予兆は出ていた。ジョコビッチは1ゲームも奪われないというつもりで次のセットに臨んだが、錦織は第2セットではまるで別人になっていたのである。

ほかにもこんな日本報道が…

日本の女性はなぜ選ばなければならない

「デーリー・テレグラフ」紙 11月2日

「仕事か家庭: なぜ日本人女性はいまだに選ばなければならないのか」と題した記事の中で、日本では女性の7割が最初の子供ができた後に仕事を辞め、多くが復職しないという現状を説明。また日本 のサラリーマンは年功序列で業績よりも勤務時間の長さによって評価を受けるため、仕事は夜遅くにまで及び、両親が共働きをするのは不可能である場合が多いとも。

安倍首相の前にはスフィンクス

「インディペンデント」紙 11月10日

10日に行われた日中首脳会談での写真撮影の様子を「明らかに不安そうな安倍首相の目の前で、中国の習近平国家主席はスフィンクスのように沈黙していた」と描写する。

アベノミクスの推進を訴え

「フィナンシャル・タイムズ」紙 11月17日

日本の国内総生産が2四半期連続のマイナスを記録したが、安倍首相による一連の経済政策「アベノミクス」の推進を止めてはならないと訴える社説を掲載。「代替案などない」と主張する。

高倉健氏を追悼

「ガーディアン」紙 11月18日

11月10日に死去した日本人俳優の高倉健氏の追悼記事。「寡黙で、威厳のある、力強いヒーローとしての象徴」であったと紹介する。

 

小渕経産相と松島法相のダブル辞任

The Scandal is a reminder of Mr Abe’s earlier term
安倍前政権を彷彿とさせる

「フィナンシャル・タイムズ」紙 10月20日

今回の辞任劇は、「政治とカネ」にまつわる醜聞と閣僚の失言によって終わりを告げた第一次安倍政権を彷彿とさせる。主要ポストを重鎮で埋めた現政権ではこれまで醜聞はほぼ皆無だった。女性の活躍を後押しするために安倍首相が推進する政策「ウーマノミクス」は、自身の内閣という、首相があまり予期していなかった場所から綻び始めたのである。小渕経済産業相は、男性中心の政界において出世街道を急速に上り詰めた教科書的な存在。34歳で日本における最年少の閣僚となり、少子化対策や男女共同参画への取り組みを行っていた。

Financial wrongdoing used to be a regular fixture
金銭的な不正行為は日本政治に付き物だった

「エコノミスト」誌 10月25日

大臣を一人失えば不運として片付けることができるかもしれないが、2人の大臣を同じ日に失えば首相の不注意と見なされる。政治資金規正法違反などを問われた小渕経産相と松島法相が辞任した。2012年12月に第二次安倍政権が発足して以来、初の大きな醜聞となる。現政権にこれまで金銭にまつわる醜聞がなかったことこそ驚異なのかもしれない。日本の政治に金銭的な不正行為はかつて付き物であった。数十年前まで、賄賂として受け取った金の延べ棒や札束を自宅に隠し持つ政治家が捕らえられるのは、珍しいことではなかったのだ。

ほかにもこんな日本報道が…

「ぽっちゃり女子」ブームとは

「ガーディアン」紙 10月20日

日本の「ぽっちゃり女子」ブームを紹介。幼いころから「デブ」と呼ばれ続けていたという体重70キロの日本人女性の体型は、英国人女性の平均であると指摘。「先進国の中では痩せている人が最も多い国」であることに加えて、「小柄なファッション」が流行する日本では大柄の女性が肩身の狭い思いをするのも無理はないと述べる。

日本の空き家「ゾンビ・ハウス」

「フィナンシャル・タイムズ」紙 10月24日

「800万戸もの空き家によって日本の風景は傷んでいる」と紹介した上で、現在では日本の住宅7戸のうち1戸の割合で、同紙が「ゾンビ・ハウス」と表現する空き家が存在すると説明。世界各地では人口増に対応するため新規住宅の建設に注力しているが、日本では逆に既存の空き住宅を埋めたり、取り壊したりする問題を抱えていると指摘する。

ハローキティは「ビジネス王」

「デーリー・テレグラフ」紙 10月31日

11月1日に誕生40周年を迎えたハローキティについての記事を掲載。世界的に大人の女性からも支持されていることに触れ、「キティはあなたが思っているよりもずっと大人」であると伝える。また日本の人工衛星プロジェクト、北京のレストラン、台湾の病院、九州のテーマ・パークなどへの関与を紹介しながら、キティを「ビジネス王」と表現。

 
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