イエロー・モンキーって言われてるくらいですから……。
国民性とか民族性で一括りにしちゃうと、「個人の問題だから、国とか関係無いでしょ!」ってお怒りになる人、必ず出てきますよね。それは間違いなくその通りなんですが、反面、「それを言っちゃおしまいでしょ?」って感じもしますよ。特に私ら、こんなコラムなんか書いておりますと、国民性や民族性なんて美味しいネタですから、それを題材にして話を広げることもよくあるんです。なので、そういう否定的な考え方ではなくて、その国の慣習や宗教、教育といったものから導かれた統計による「一貫性のあるデータ」と思えばいいんじゃないでしょうか。
で、正直バスキングしてて英国って「宗教」を重んじる国だなってのは感じます。「汝の隣人を愛せよ」ということなんでしょうか。親が子供に「あそこで素敵な演奏してくれているバスカーさんに、『ありがとう』ってお金渡してきなさいね」と言って小銭を握らせるんです。すると子供はヨチヨチ歩いてきてニコッと笑って「Thank You」て言って小銭をポンっと入れてくれる。ほんと心が洗われるような瞬間ですよ。でもね、最近は「頑張ってください!」ってチップをはずんでくれる日本人の方も多いんですよ。
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