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ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 26 September 2020

北極グマも嫌がる寒中水泳を敢行 from UK

北極グマも嫌がる寒中水泳を敢行
北極グマも顔負け!? ルイス・ピュー氏
北極と聞いて誰もが想像するのが、氷山や厚い氷の広がる光景。クリスマス時期に行われるロンドン、ハイド・パークでの寒中水泳に毎年参加している表皮の厚い男たちの中でも、この地球上でおそらく最も寒い極寒の地に水泳を楽しみに行こうと決断する人はそうそういないだろう。

ところが、上には上がいるのが世の常。世界中の冷海で泳ぐことに挑戦する英国人弁護士のルイス・ピュー氏(37)が7月15日、北極地点付近で1キロを約19分間で泳ぎ切ることに成功したのだ。ピュー氏は、この直前にもノルウェーのネーロイ・フィヨルドが世界遺産に登録されたことを記念し、当地で17キロを7時間28分かけて泳ぎ切ったばかり。

夏とはいえ、当日の水温はもちろん真冬並みのマイナス1.8度。この水温は北極海近辺の海水が氷となる温度に限りなく近く、北極グマですら泳ぐのを嫌がる低温だという。そしてこの日、ピュー氏が身につけていたのは、スイミング・キャップと「スピード」(注:競泳用の水着ブランド)の小ぶりな水着のみ。

パフォーマンスを終えた同氏は「水が真っ黒でブラック・ホールに飛び込むみたいだったね。海水の冷たさで全身がしびれ、身体中にやけどを負ったように感じたほどさ。低温水泳には慣れてるけど、今までで一番辛い水泳だったよ」と感想を語った。

一般の人は、こんなに冷たい水の中で泳ごうものなら、寒さで筋肉が委縮し、数分で溺れてしまう。しかし、水温マイナス1.8度だろうと、彼の身体は体温がぐいーと上がり寒中水泳が実現できるのだ。この現象は他の人には見られないとか。

ピュー氏は、この日のパフォーマンスの最後に「北極点で泳げるということは悲劇でもあることを忘れないで欲しい」と強調した。彼の泳いだ地点は、通常ならば夏でも氷が全体に張り、泳げるような場所ではない。水温が上昇して氷が溶けてしまうほど、地球温暖化が進んでいることを訴えたかったのだ。

こうした素晴らしい理念に基づき地球温暖化防止に協力するのは良しとしても、「北極グマ」の心臓を持たない一般人は決して真似をしないように。

「The Times」紙 “19 mins, -1.8C: the first swim at the North Pole”



 
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