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ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 26 October 2020

ビール対ロンドン地下鉄のポスター戦争! from UK

ポスター 先日、盛況のうちに終了した「グレート・ブリティッシュ・ビア・フェスティバル」。実は開催に先駆け、主催者とロンドン地下鉄の間で激しい対立が起きていた。
対立の原因は、全国にエールの魅力を伝える消費者組織「キャンペーン・フォー・リアル・エール(CAMRA)」が、フェスティバルのために昨年10月から制作を進めていたポスターにあった。一般向け宣伝の開始3週間前になった時点で、ロンドン地下鉄がポスターのデザイン案を「アルコール製品とかかわりを持ちたくない」という理由で却下してしまったのである。
却下されたデザイン案は、ロンドンっ子が愛用する地下鉄マップを基に、フェスティバル開催地の最寄駅であるアールズ・コートの名前はそのままに、周辺の駅名を「フルーツ・ビール」や「テーブル・フットボール」など出展されるビール銘柄やパブ・ゲームの名前に差し替え、手前にパイント・グラスに注がれたビールが写っているもの=写真。
CAMRAのスポークスマン側は「その言い分が正統ならば、駅構内でバスキングをしている人達はどうなる? 彼らの活動はビール会社のカーリングが後援している。04年の大晦日には別のビール会社、フォスターズが地下鉄の終夜無料乗車を実施した。ロンドン地下鉄は非営利団体の我々には冷たいのに、儲けが見込めればアルコール製品を扱う巨大企業の宣伝を認めるって訳だ」とし、今回の決断はまったく偽善的で一貫性がないとする。
対してロンドン地下鉄は「今年6月に、初めてポスターの内容を見た。バスカー達は我々の業務の核ではないし、大晦日の終夜運行についても04年を最後に今後は飲料会社と一切提携しないという決定が出ている」と反論。
フェスティバル開始間際でとんだ事態に陥ったCAMRA側は、わずか4時間で代替案を準備する羽目に。「このフェスティバルに訪れる人は、会場までの道のりで地下鉄を使うっていうのに」と先述のスポークスマンは無念でいっぱいだった。

7月24日付「The Evening Standard」紙"Underground has beer festival over abarrel as it pulls map advert"ほか



 
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