4 August 2016 vol.1464
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今号を以って、英国ニュースダイジェストを卒業します。私にとってはこれが最後の「From Staff」です。普段は「ご愛読ありがとうございます」と書いても、社交辞令としか受け取ってもらえないこともあります。でも、ロンドン地下鉄の中で本誌を手にした人を見掛けただけで、フェイスブックがLikeされるだけで、そして「(籠)さんのコメントを楽しみにしています」と言われるだけで、どれだけうれしいか。眠くても、面倒くさくても、腹が立っても、「自分たちがつくるコンテンツを読んでくれている人がいる」と信じられるだけで元気が湧いてきました。改めてお礼申し上げます。ニュースダイジェストを読む人全員に幸あれ。(籠)
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長年、一緒に仕事をしてきた(籠)さんが英国ニュースダイジェストを去ることになりました。思えば10年以上にわたって朝から晩までともに誌面づくりをする中では、時にその独創性にうならされ、時に侃々諤々(かんかんがくがく)の言い争いになったものでした。どれほど仕事が忙しくても、テニスのウィンブルドン選手権や音楽祭プロムスの時期になれば足しげく通い、週末には緑豊かな公園を何キロも走っていた、英国、そしてロンドンの街が大好きな(籠)さん。日本ではどんな生活を送ることになるのか、今は想像もつきませんが、きっと持ち前のバイタリティで困難も乗り越え、前に進んでいくのでしょう。(籠)さんの未来に幸あれ。(月)
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