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Mon, 30 December 2024

気になる1冊

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ガイドブック

A London Floral: Unmissable destinations for Flower Lovers
著者:ナターシャ・グッドフェロー

A London Floral: Unmissable destinations for Flower Lovers

発行元:Finch Publishing
定価:£8.50 
www.finchpublishing.co.uk

クローバー・ロビンさんの美しいイラストで彩られた、コンパクトなロンドンの植物ガイドブック。公園や緑地を紹介するものは多いが、これは、どこでどんな花が見られるかが記されたユニークな1冊だ。折り畳み式なので街歩きのお供に役立つこと間違いない。

現在ガーデン・ライター、編集者として活躍する著者のナターシャ・グッドフェローさんは、ロンドン南部ブリクストンに引越しをした際、そこにあった猫の額ほどの庭がきっかけでガーデニングに目覚めたという。

その庭のおかげで、ほんのわずかな緑や花がどんなに住空間に影響を与えるかに改めて気が付き、やがて街中で咲く花々にも目を向け始めたところから、このガイドブックは出来上がった。

公園だけではなく、フラワー・マーケット、ナーサリー、ボタニック・ガーデンなども含む、ロンドンで花を楽しむためのあらゆる場所、87カ所が網羅されている。

 

9月に楽しめるロンドンの庭園

このガイドブックの中で、特に9月に楽しめる庭園をナターシャさんにたずねてみたので、参考にしてほしい。春とは異なる可憐な花々の美しさが楽しめそうだ。

Potters Fields Park(SE1)
シティ・ホール裏にある公園で、夏の終わりにはエキナセア、ペルシカリア、エリンギウムなどの多年草が花を咲かせ、シソ科のクサギが強い芳香を漂わせる。
https://pottersfields.co.uk

Great British Gardens in Queen Elizabeth Olympic Park(E20)
広い公園内の、英国自生の野草が集まる「グレート・ブリティッシュ・ガーデンズ」では、ベルガモットを思わせる香りのモナルダ、ノコギリソウなどが咲き乱れる。
www.queenelizabetholympicpark.co.uk

The Ada Salter Garden in Southwark Park(SE16)
バーモンジ―地区の緑化に貢献した20世紀の社会運動家、アダ・ソルターが手掛けた庭。キク科の植物が多く、紫色が美しいカルドンズなども見られる。
www.southwark.gov.uk/parks-and-open-spaces/parks/southwark-park

The Horniman Museum & Gardens(SE23)
セイウチのはく製でおなじみのホーニマン博物館付属のガーデン。「グラスランズ・ガーデン」では北米や南アフリカの大草原に咲く草花が見頃。
www.horniman.ac.uk/event/grasslands-garden

Midnight Apothecary at the Brunel Museum(SE16)
英国が誇る19世紀のエンジニア、ブルネルの博物館では、庭で採集したセージ、ミントを使ったカクテルを、テムズ・トンネル用のシールド内で味わう夕方のイベントもあり。 www.thebrunelmuseum.com

 

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