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Tue, 05 November 2024

英国みやげ探訪 - イギリスのお土産

定番ものもいいけれど、たまにはいつもと違うお土産をセレクトするのはいかがですか?
ひと捻りしたイギリスのお土産は、お世話になった人や大切な人へだけでなく、自分用にしてもよいですね。

Ozerl-オゼー

1 December 2005 vol.1022

「トルコ料理に対する英国人の認識を変えた人」という枕詞で語られることの多いフセイン・オゼー。このトルコ人レストラターの名前を知らなくとも、ロンドンに8つの店舗を持つトルコ料理店「ソフラ」の存在は、知っている人が多いのではないだろうか。

「ソフラ」で、世界で初めてトルコ料理店のチェーン展開に成功したフセインが、自分の名前を冠したレストランがここ「オゼー」だ。今でこそ、パブ帰りのケバブではない、ファイン・ダイニングとしてのトルコ料理を楽しみたい人々で店はあふれかえり、「トルコ大使が来ても、席を用意できないことがあるくらい」の人気。だが、オープン当初は2年間でなんと100万ポンド(約2億円)の赤字を出すほど、苦しかったとフセインは語る。

その莫大な赤字を受け、フセイン自ら徹底的なメニューの見直しをし、高価格だった料理の値段を落としたり、セット・メニューを生み出すなど、さまざまな試行錯誤が展開された。その努力の成果が、レストランに入りきれず、バーで食事をする人々の姿につながっているといえるだろう。


1.レストランの色調はクリームとレッドで統一されている。
2. 「メゼ」と呼ばれるスターターの数々。小さなチキン・ケバブなどもメゼのなかに入っている。
3 BBCの放送センターや大学も近く、落ち着いたロケーション。赤の看板が映える!

メニューを開くと、「メゼ」と呼ばれるトルコ料理英国のトルコ料理を変えたレストラターの実力発揮のスターターが、ずらりと30種類。ディップ系の冷たいものから、キプロスの白チーズのグリルといった温かいものまで、テーブルのみんなでシェアしたい料理が並ぶ。メゼとパンだけで、満腹になってしまう人や、最初からそれを狙ってメイン・コースを頼まない人も多い。メイン・コースは、おなじみのケバブはもちろん、シーフードも豊富だ。メカジキのグリルや、スズキのフィレなど、日本人にとっては味が想像しやすいものが多く見られる。炭火を使ってこんがりと焼き色をつけたジューシーなケバブは、子羊の肉が中心だが、チキンも串焼きと骨付き肉の2種類から選ぶことができる。


オーナーのフセインが、バーに座っている日も多く、常連客と気軽に言葉を交わしている姿に出会える場所だ。

店名 Ozer
住所 5 Langham Place, London W1B 3DG
TEL 020 7323 0505
営業時間 月~金 12:00-深夜
Budget £35.00
 

*商品の品ぞろえ、価格等は取材時および記事掲載時のものです。予告なく変更になる場合もありますのであらかじめご留意ください。

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