6 October 2016 vol.1468
先日、特集のためロンドン各地の魚屋さんを集中して取材する機会がありました。それで思ったのは、どの魚屋さんも売り物に対する愛情が非常に強く、知識も豊富。本当にこの仕事が好きなんだということがひしひしと感じられ、食の職人たちを取材する楽しさがありました。一方、彼らの方は、日本人イコール魚好き、魚の良し悪しが分かる人々、と思うらしく、こちらが日本人だと言った途端、まるで同業の仲間のような扱いで、魚への愛を熱く語ってくれたりも。しかし残念ながらそんな自分は、スーパーで切り身を買うだけの人。これを機会に、サーモンやタラ以外の魚も試してみたいと強く思った次第です。(徒)
8、9月とプロムスや野外劇場、オープン・ハウス・ロンドンなど、気になるイベントが目白押しでした。中でも印象深いのは、音楽の祭典プロムス。クラシック・コンサートにはあまりなじみがなく、無知ゆえに(潜)さん、(月)さんにお勧めを教えていただきました。ベネズエラ出身グスターボ・ドゥダメルが指揮するシモン・ボリバル交響楽団。とにかく衝撃でした。クライマックスでは、指揮棒を上から下へと垂直に何度も勢い良く振り下ろすドゥダメルと、それについていくオーケストラのメンバーの姿にただ唖然。終わってからもしばらく余韻を楽しみ、ドゥダメルの真似をして腕をぶんぶん振りながら帰りました。(楽)
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