作家の村上春樹氏が質問・相談サイトを開設
Something of a rock star in literary circles
文学界のロック・スターのようなもの
The Daily Telegraph
1月初旬から中旬にかけて、英各紙は日本人作家の村上春樹氏による質問・相談サイト「村上さんのところ」開設についてのニュースを報じた。
「デーリー・テレグラフ」紙は、村上氏を「人前に姿を見せないことで有名」で「文学界のロック・スターのようなもの」と紹介。また同サイト開設のニュースを受けて「ガーディアン」紙は「ほかの作家にも同様の企画に参加してもらうとしたらどうなるか」との疑問を提示した上で、性については英ロマンス小説家のジリー・クーパー氏、金銭は投機に大失敗した19世紀の英作家ウィリアム・M・サッカレー、依存症は薬物依存の実体験を持つ米作家のスティーブン・キング氏を相談相手の候補に挙げている。
ほかにもこんな日本報道が…
If your first shots miss the target, keep firing
一発目が外れても発射し続けろ
The Economist
「エコノミスト」誌は3日付で、2014年末に安倍内閣が閣議決定した3.5兆円の経済対策を分析する記事を掲載した。
「『一発目が外れても発射し続けろ』というのが、日本が学んだ教訓のようだ」との文で始まる同記事は、約2年前に10.3兆円、2014年には5.5兆円規模の経済対策が出されていることから、今回は「重量感に欠ける」と評価。また1.7兆円は「自由民主党の得意分野である公共事業」に費やされることになると述べている。
Popular methods for dislodging trapped mochi
詰まった餅を吐き出させる方法
The Guardian
5日付の「ガーディアン」紙は、正月期の日本で餅を喉に詰まらせたことを原因として9人が死亡したと報じた。
同記事では、詰まった餅を吐き出させるためには、「背中を強く叩く」、「ハイムリック法(腹部突き上げ法)」を実践する、「掃除機で吸い出す」などの方法があると伝えている。
さらに同記事は、日本人は一人当たり年平均で1キロの餅を消費し、大部分を1月第1週に食べるとする関連業界団体のデータを紹介している。
Japanese cities are often a hotchpotch
日本の都市はごちゃまぜ状態
The Independent
13日付の「インディペンデント」紙は、AP通信の配信記事として、「忠臣蔵」の赤穂浪士四十七士の墓がある東京・泉岳寺の隣で実施中の建設工事を取り上げた。
同記事は、同寺の隣で建設中の8階建てマンションが完成すれば、景観が損なわれることが不安視されていると紹介。また日本の都市は「スラム街とまでは言わないが、低俗な物の塊の横に近未来的な建物が立つというごちゃまぜ状態になっていることがしばしばある」と述べている。
British lovers of the drink are still more than happy to buy Japanese sake
英国人は福島産の日本酒を喜んで飲んでいる
BBC Online News
BBCの電子版は14日付で「福島の酒造家たちの悲哀」と題した記事を掲載した。
同記事は、東日本大震災の発生以来、放射能汚染への懸念から、中国や韓国で日本酒が売れなくなっていると説明。一方で、震災後に人々が産地や品質に関心を寄せるようになったため、上級の日本酒の売上が伸びていると伝えている。
また英国の酒事情に詳しい関係者は、英国人の愛好者は今でも福島産の日本酒を「喜んで飲んでいる」と述べている。
Japan is a wonder.Go
日本は素晴らしい。行け
The Guardian
「ガーディアン」紙の電子版は19日、BBCドラマ「SHERLOCK / シャーロック」の脚本家マーク・ゲイティス氏による日本の紀行文を掲載。同記事の最後で「日本は素晴らしい。(日本に)行け」と訴えかけている。
「ガーディアン」紙電子版に掲載された、
マーク・ゲイティス氏による日本についての紀行文