V & Aで新装オープンした日本ギャラリー
The true birthplace of modern art
モダン・アートの真の発祥地
「ガーディアン」紙(電子版)11月4日
「ガーディアン」紙の電子版は4日、ビクトリア & アルバート博物館(V & A)における日本美術を扱った「東芝ギャラリー」が新装されたことを受けて、日本こそが「モダン・アートの真の発祥地」と主張する記事を掲載した。
同記事は、マネやゴッホといった西洋芸術におけるモダン・アートの先駆者たちが歌川広重や葛飾北斎への敬意を示してきたにも関わらず、同分野を専門とする歴史家たちはその影響力を軽視してきたと指摘。こうした日本の芸術の現代性に対する過小評価は、モダン・アートの殿堂として知られるニューヨーク近代美術館が、米国が日本と敵対していた第二次大戦時にモダニズムの歴史を編纂していたことと関係があるのではないかと示唆する見解を示している。
Japan's cult master
日本のカルトの巨匠
「ガーディアン」紙(電子版) 11月5日
「ガーディアン」紙の電子版は5日、ワシントンやロサンゼルスを始めとする米各地などで鈴木清順監督による映画作品の上映会が開催されることを受けて、同監督を「カルトの巨匠」として大きく取り上げた。
同記事は、鈴木監督の作品はジム・ジャームッシュやクエンティン・タランティーノといった映画監督たちに多大な影響を与えてきたと紹介。ただ映画ファンの間では秘密に包まれた存在として認識されてきたと伝えている。
The reclusive chief executive
引きこもりがちの社長
「フィナンシャル・タイムズ」紙(週末版) 11月7日
7/8日付の「フィナンシャル・タイムズ」紙週末版は、自動車部品大手タカタが欠陥エアバッグのリコール問題への対応に追われている現状を受けて、同社の代表取締役会長兼社長を務める高田重久氏の人物評を掲載した。
同記事は冒頭で、高田氏を「引きこもりがちの社長」と表現。父親の高田重一郎氏の跡を継ぐのに苦労していると述べた。また高田社長が謝罪会見で10秒に及ぶ深いお辞儀をしたことについても触れている。
Britain's most expensive restaurant
英国で最も高額なレストラン
「サンデー・タイムズ」紙 11月8日
8日付の「サンデー・タイムズ」紙は、英国内にあるレストランの中で最も優れた100店のランキングを発表、ロンドン中心部にあるすし店「アラキ」が日本食関連では最高位となる9位に入った。
同記事によると、食事代が一人300ポンド(約5万6000円)以上かかる同店は「英国で最も高額なレストラン」。この金額を払えば、日本のすしにおいて誰もが認める「スター」の一人による職人技を堪能することができると伝えている。
this beating eel heart may be one step too far
心臓が動いているウナギはやや行き過ぎ
「デーリー・メール」紙(電子版) 11月11日
「デーリー・メール」紙の電子版は11日、日本のスーパーマーケットにおいて、心臓が鼓動した状態で包装されたウナギの切り身が販売されていると報じた。
同記事は、その模様を写した動画を合わせて掲載。ツイッターに投稿された動画に対して日本では様々な反応が寄せられたが、「驚くべきことにその多くが肯定的」であるという。
同記事は鼓動するウナギの心臓はやや行き過ぎかもしれないとの見解を述べている。
Tokyo's 'monkey man'
東京の「猿人間」
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) 11月12日
「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は12日、東京在住のいとうけんいち選手が、四足走行による100メートル走で15秒71の世界記録を出したと報じた。同記事には、いとう選手が臨んだレースの模様を写した写真や動画を掲載。「東京の『猿人間』がギネス記録を更新した」と称えた。