日本の倫理的資本主義には世界が学ぶESG投資の教えがある - 渋沢栄一の思想にスポットライト
Japan’s ethical capitalism has lessons for the world on ESG
「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版) 11月5日
「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は5日、環境(Environment)、社会(Society)、企業統治(Governance)の3要素を考慮する企業へのESG投資が注目されるなか、「日本資本主義の父」と称される渋沢栄一が提唱した「合本主義」と呼ばれる倫理的資本主義に学ぶものがあると伝えた。
江戸時代の商人は、個人的な利益を求める者として武士階級から見下されていた。しかし19世紀の明治維新をきっかけに日本が近代工業化すると、渋沢栄一は公益と私利は表裏一体で、大株主より多数の小株主を持つことで会社の利益が還元され国が富むと考え、公益を備えた私的利潤追求の仕組みを整えたと説明。また、1960~70年代に日本が奇跡的な経済成長を遂げたのは、株主同様に社員や仕入れ先、顧客、地域社会を喜ばせようとした日本企業のビジネスモデルにあったという学説を紹介した。また、東京にある渋沢資料館の訪問者数は増加し、渋沢のレガシーが世界的に注目される可能性があると報じた。
Tiny Japanese home 'filled' with 164 starving dogs
多頭飼育崩壊、小さな家に164頭の犬
「ガーディアン」紙(電子版) 11月5日
「ガーディアン」紙(電子版)は5日、島根県出雲市の一般家庭で164頭の犬がすし詰め状態で飼われていたと伝えた。日本では最近、多頭飼育の問題が増加しており、そうした飼い主の30%が70歳以上で、貧困、病気、孤独が主な原因だと指摘した。
Japan finally forced to give up CDs as pandemic causes slump in sales and shift to streaming
日本がついにCDからストリーミングへ
「テレグラフ」紙(電子版) 11月10日
「テレグラフ」紙(電子版)は10日、世界と比較し依然として CDの需要が高い日本で、現在ストリーミング・サービスが売り上げを伸ばしていると伝えた。新型コロナの影響で店舗を訪れる客が減少、リリースもキャンセルされたことが理由だとする。
Shares in Japan hit 30-year high thanks to ‘Biden bounce’ after US election result
日経平均株価が約30年ぶりの高値に
「インディペンデント」紙(電子版) 11月10日
「インディペンデント」紙(電子版)は10日、9日の東京株式市場は日経平均株価が5日続伸し、1991年以来およそ30年ぶりの高値だったと報道。米大統領選でバイデン候補が当選を確実にしたことで米政治の先行き不透明感が後退したためと伝えた。
Japan shop deploys robot to check people are wearing face masks
接客ロボットが客にマスク着用をお願い
「ガーディアン」紙(電子版) 11月16日
「ガーディアン」紙(電子版)は16日、マスクを着用していない客に、丁寧に着用を頼む接客ロボットが日本に登場したと伝えた。京都の技術研究所が開発し、大阪にあるサッカーJ1チーム「セレッソ大阪」のグッズ販売店で実証実験が始まったと述べた。