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Sun, 22 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 20 Mar 2014 vol.1407

20 March 2014 vol.1407

籠

もう何十年も前に渡英したという方々のお話を伺うたびに、驚愕のエピソードに出会います。船やシベリア鉄道で英国までやって来たとか、当時はロンドン市内ですれ違った日本人とは面識がなくても挨拶をして連絡先を交換する習慣があったとか。そんな中で強烈に印象に残っているのが、英国人の友人に「明日から時間が変わるよ」と言われて、「この人は頭がおかしいんじゃないか」と本気で思ったという話。確かに「サマー・タイム」という概念を知らないで「明日から時間が変わる」と言われたら、パニックを起こしそうですね。3月30日に時計の針を進めるのを忘れないようお気を付けください。(籠)

澄

弊誌にコラム「シティを歩けば世界がみえる」を書いて下さっている寅七さんのシティ散策歴史ツアーに参加してきました。天気も良く、まさに散策日和だった日曜の午後、ツアーは王立取引所前からスタート。今回案内してくれたのは、路地裏の歴史が中心。普段なら絶対に通り過ぎてしまうような小道をどんどん奥に進んで行くと、至るところにロンドン初のコーヒーハウスやロンドン証券取引所、近代的生命保険発祥の地であることなどを示す標識がありました。シティから始まり世界に繋がっていく歴史の背景を知ることで、「シティを歩けば世界がみえる」という意味を実感することができました。(澄)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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