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Mon, 18 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 20 July 2017 vol.1487

20 July 2017 vol.1487

月

弊誌コラム「英国の口福を探して」で最近、卵料理が相次いで紹介されました。それに触発され、近ごろは近所のカフェでエッグ & ソルジャーズを食べるのが週末の楽しみに。とろとろの半熟卵に粗めの塩と胡椒を振り掛けてソルジャーズを浸せば、ほっとするおいしさについ口元もほころびます。ところで皆さんはゆで卵に何をつけて食べますか。塩以外ないだろうと思い込んでいたら、マヨネーズやケチャップなど友人知人の意見は様々。中にはイクラなどと言う贅沢者や、チョコレートを推すツワモノも(ちなみにイタリア人です)! チョコと卵のマリアージュ、果たしてどんな味がするのでしょう……?(月)

“徒”

先週末、オックスフォードへ遊びに行きました。中心地の美術館へ行くのが目的だったのですが、観光客の多さにびっくり。古い町なだけに狭い小路が多く、場所によってはロンドンの地下鉄駅構内かと思うほどの混みようでした。そんな中で唯一、オアシスのような雰囲気を醸し出していたのが、運河の周辺。木陰を歩きながら光る水面をたどるのは気持ちが良かったです。夏休みに入った大学生たちが船頭になり、川底に竿を差して進む川下りも行われていました。ナロー・ボートも素敵ですが、パントも捨てがたいですね。ロンドンでテムズ川の近くに住み、ボート通勤するのも良いかもと妄想が広がりました。(徒)

潜

皆様は、「アミダばばあの唄」をご存知でしょうか? アミダくじを引くときには必ず歌ってしまうこの歌ですが、日本のテレビで一世を風靡(ふうび)したのは1980年代。それより後に生まれた世代では知らない人もいるかもしれません。なぜこんなことを書いているかというと、最近、弊社オフィスで何かを決めるとき(このFrom Staffを書く順番決めなど!?)は、某スタッフ(もちろん「ひょうきん族世代」)の一存により、アミダくじが採用されているからです。というわけで、この歌を皆で歌いながらFrom Staffの順番を互いに押し付け合っています。ちなみにこの歌、あの桑田佳祐氏による作詞作曲だったのですね。びっくり!(潜)

紅

先日、インドはヒンズー系の結婚式に初参加しました。衣装から料理まで、洋風の結婚式とは全く異なっていたのですが、特に異彩を放っていたのは「誓いの儀式」。新郎の身体に糸のようなものがぐるぐる巻きつけられたり、頭に大きな壺を載せて歩いたり。焚き火の周りを花のレイで繋がった新郎新婦が何周も歩かされたときには、目が回らないかと心配しました。その間、神父の役割を果たす聖者(グル)はジョークを交え、約1時間半ひたすら歌い、しゃべり通し。「これがヒンズー式か」と驚きましたが、後で参列者に聞いたところ、今回はだいぶユニークな聖者だったようで、通常はシリアスな雰囲気なのだとか。(紅)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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