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Mon, 23 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 5 April 2018 vol.1504

1 March 2018 vol.1502

“凛”

リス 先日久々に再会した旧友と行った、日本のうどん専門店で、飄々とした表情がとびきりキュートな「招き猫」を見つけてとても幸せな気持ちになりました。きっちりと重ねられたお皿やグラスのディスプレーもこの店らしくcool! この空間に、なんとも言えない素敵な空気が漂っていました。(凛)

“徒”

地下鉄に乗って目の前の車内広告を眺めていたら、その広告のイラストに不思議と懐かしいような気持ちになりました。シンプルな色合いのレンタカーの広告で、何の変哲もないものなのですが、どうやら私はグレーがかった青に黄色という色の組み合わせに反応していたようです。以前からこの色合いに心を惹かれていました。もしこれに白いラインが入っていれば更に良く、意味もなく胸が躍ります。よく考えてみたら子供のころ、留守番をしていると親がいつも買って来てくれたキャンディーの包み紙が、青と黄色と白のストライプだった気がします。うれしい気持ちを色で覚えていたのかもしれません。(徒)

渚

先日、同僚の凛さんと何気ない世間話しをしていたところ、実は親戚ということが判明しました。最初は同郷ということで驚き、(ロンドンで今まであまり同郷の方とお会いしたことがなく)しかしそこまではよくある話です。ところが○○中学、○○高校、○○町、誰々さんなどなど話が弾み、更に詳しく進めていくうちに親戚だと判明! なんて世界は狭いのだろうか。確率にしたら何パーセントだろう……、と思うと、とても奇跡的な出会いです。それと同時に、ロンドンはこうした出会い一つ一つが、貴重で大切なものだと気づかせてくれる素敵な場所だなぁと改めて思った今日このごろです。(渚)

嵐

先日、里帰り中に初めて酒蔵巡りをしました。兵庫県には「灘五郷(なだごごう)」という大手日本酒メーカーを始め、中小の酒蔵がたくさん存在しています。多くの酒蔵は阪神・淡路大震災で倒壊。伝統的な景観は損なわれ、多大な被害を受け、震災以降に廃業した酒蔵は20社ほどあるそうです。「再生された街」であることを念頭に街歩きをしていて、再建まで想像を絶する苦労があっただろうと思い、心を揺さぶられましたが、「You can do it」の精神を強く感じました。上質の酒米、ミネラル豊富な宮水(硬水)、寒造りに最適とされる「六甲颪(おろし)」で造られる灘の酒、今回は魚崎郷の数軒のみ巡りましたが、少しずつすべて訪れたいなと思います。(嵐)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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