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Sun, 22 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 3 October 2019 vol.1540

3 October 2019 vol.1540

徒

最近、部屋の中にいつも数匹の蛾が飛んでいます。夜に仕事から戻ると、つけた明かり目がけてバタバタ飛んで行くので、気持ち悪くて本当にうんざりしています。その姿は黒かったり茶色かったり、白で先の方だけグレーだったりとさまざまなのですが、皆大体同じようなサイズで、あえて説明するならティー・スプーンくらいの大きさ。部屋に蛾がいるなんて、恥ずかしくて誰にも言えませんでしたが、先日新聞に、「英国で蛾が大発生。この5年間で3倍増」という記事が! その理由は、蛾の好む暖かい気候が続いているのと、エコ・フレンドリーな低温洗濯法の定着で、衣服に付いた卵が熱で死なないからだとか……。(徒)

葛

一時帰国中に、ラグビーW杯のスコットランド対アイルランド戦を父と観戦してきました。試合はアイルランドが勝ちましたが、会場は終始穏やかなムード。サッカーと違い、ラグビーでは両チームのファンが席を分けずに座るため、相手側のファンが隣にいるのは普通のこと。ですが、敵の好プレーを迷わずたたえるファンばかりで、超マナーが良い! 身体同士がぶつかり合う激しい試合とのギャップも手伝い、「紳士のスポーツ」と称されるラグビーの真髄を見た気がしました。一方で、父は長年ラグビーに携わってきた一人。W杯が日本で開催されること自体が感慨深く、私とは違う思いにふけっていたかもしれません。(葛)

眠

先日、ローカルの小さなバスに乗っていた時のこと。危険な運転をしていた自転車に、バスの運転手さんが窓から「命を大切にしないと家族や友だちが悲しむよ」と丁寧に注意すると、乗客から自然発生的に拍手が沸き起こりました。そして所用をすませた帰り道、また同じ番号のバスに乗ると同じ運転手さん。オイスター・カードが認識されないお客さんに、運転手さんが一言「Touch and SMILE」。お客さんがその通りにすると、なんと一発でピッ! 「ワッハッハ、この機械はワシが発明したんじゃよ」とジョークを飛ばす運転手さん。乗客の安全を大切にしながら笑いで和ませる、最高の運転手さんでした。また会えるかな。(眠)

独

今、財布の中身が多国籍になっています。日本円やアジアの通貨は財布から出したのですが、気軽に行き来できる距離の近さということもあって、英ポンドとユーロが混在中。ロンドンでセルフ・レジ(セルフ・チェックアウト・マシーン)を使う時は、何ポンド硬貨かは確認せず、とりあえず財布の中にある変わった形のコインをあるだけ入れて、計算は機械にお任せしている状況です。ポンドはユーロに比べて形が特徴的なものが多いですが、いまだに一つひとつの形は覚えられていません。セルフ・レジにユーロのコインを入れたらどうなるのでしょうか。うっかりやってしまう前に財布の中身を整理しなくては。(独)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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