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Thu, 19 September 2019

28 Days Later / 28日後…

映画の舞台裏を捜査する!特捜シネマ刑事
第23回

28 Days Later(2002 / 英)
28日後…

人間を凶暴化させるウィルスがまん延して壊滅状態となったロンドンを舞台に、感染を免れた数人の男女のサバイバルを描く。

今週のロケ地
 
監督 Danny Boyle
出演 Cillian Murphy, Naomie Harris, Brendan Gleesonほか
ロケ地 Horse Guards Parade
アクセス 地下鉄Piccadilly Circus駅またはCharing Cross駅から徒歩

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  • 今回は「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督が手掛けたSFホラー映画です。人間を極端に凶暴化させる新種のウィルスがまん延、ロンドンが瞬く間にゴーストタウンと化してしまいますが……。
  • デカ長、ゾンビものを始め、ホラー映画が好きでしたよね。
  • まあね。でもこの作品はゾンビ・ホラーとはちと違うけどな。ともあれ、交通事故で昏睡状態に陥っていた主人公のジムが病院で目を覚まし、 事態が掴めないまま、人っ子一人いないロンドンの街をさまよう冒頭のシーンはインパクトあるよな。
  • Westminster BridgeやPiccadilly Circus、Horse Guards Paradeなど、普段は人でごった返している名所の数々がまるで違った空間に見えますね。早朝4時からスポットごとに道路を数分間封鎖して撮影されたそうですが、時間との闘いだったでしょうねえ。横転しているバスの横をジムが通り過ぎる場面がありますが、あれなんかはスタッフがバスを横倒しにして配置し、即行で撮影を行い、元通りに片付けるまで、わずか20分程度で済ませたそうですよ。
  • 通行人やドライバーには撮影が終わるまで待機してもらうか、別のルートを回ってもらうようお願いしたらしいのですが、その役目に若くてきれいな女の子たちが雇われたそうです。ドライバーたちも可愛い女の子の言うことには比較的、快く応じたそうで。用意周到ですね。
  • それにしてもこのシーン、インパクトはあるが、どうして道路に死体が一つも転がっていないのかとか、ツッコミどころは多々あるわけだが。
  • あ、そういえばそうですね……。無人のロンドンの光景に見入ってしまって、そういう矛盾に気付きませんでした……。ちなみにジムが足を踏み入れる教会、感染した牧師に襲われそうになる場面ですが、あれはSpitalfieldsのChrist Churchです。僕はあの教会の前をよく通るのですが、今まで入ったことがないので、今度ちょっと中を覗いてみようと思います。あのシーンが蘇りそうで怖いですけど。
  • なかば肝試しですな。そうそう、ジムら4人がマンチェスターへ向かう途中で野宿するシーンはどこで撮影されたのかな? 遺跡みたいな場所で印象に残っているんだが。
  • あれはサリー州のFarnhamにある Waverley Abbeyの遺跡群ですね。ストーンヘンジなどと並ぶイングリッシュ・ヘリテッジの一つです。ロンドンからもそう遠くないですし、入場も無料のようですよ。
  • ほう、そのうち行ってみるとするか。ところで話は変わるが、Piccadilly Circusに設置した行方不明人の掲示板が9・11を想起させるとして物議を醸したそうだが。
  • はい、この映画が撮影されたのは9・11以前だったのですが、公開は事件後だったため、配慮に欠けるのではないかとの意見が出たようです。実のところ監督は、以前、中国で大地震が起きたときに撮影された写真からこのシーンの着想を得たらしいんですが……。なんにせよ、もし撮影が9・11以後に行われていたら、このショットは撮らなかっただろうと発言しています。
  • ちなみに感染者の症状は、血液・体液感染する急性ウィルス感染症、エボラ出血熱をモデルにしているそうです。そう聞くと描写がよりリアルに感じられて、本当にいつかこういう事態が起こるんじゃないか、とか考え始めちゃって怖いですね。

デカ長、物申す
監督自身も言及しているが、本作はホラーというより、終末的状況を背景とした人間ドラマといった感じだな。興行的にもヒットして、2007年に続編「28週後…」が製作されている。「10億分の1の男」で長編デビューしたスペイン出身のファン・カルロス・フレナディージョがダニー・ボイルの指名を受けて監督および共同脚本を務めているんだが、個人的にはこちらの方が、より緊迫感があって面白かったな。

 
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