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Tue, 12 November 2019

Alice In Wonderland / アリス・イン・ワンダーランド

映画の舞台裏を捜査する!特捜シネマ刑事
第60回

Alice In Wonderland(2010 / 米)
アリス・イン・ワンダーランド

ルイス・キャロルの不朽の名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」に着想を得た、ファンタジー・アドベンチャー作品。

今週のロケ地

監督 Tim Burton
出演 Johnny Depp, Mia Wasikowska, Helena Bonham Carterほか
ロケ地 Charlestown
アクセス London・Paddington駅からSt Austell駅まで列車で約4時間半。

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  • 新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
  • いやー明けたなあ。今年も頼むぞ!
  • はい、2011年の干支はウサギということで、我々、新年一発目はウサギにちなんだ作品を捜査したいと考えたわけですが、英国でウサギというと、真っ先に思い浮かぶのはやはりピーター・ラビットですよね。
  • いや、僕はどっちかというと「不思議の国のアリス」の白ウサギ。
  • うん、私もアリスの方かな。ピーター・ラビットが有名なのは周知だが、個人的にあまりなじみがないのだ。
  • あれっ、そうですか。じゃあそっちでいきましょう。そういえばティム・バートン監督による、かの有名な児童文学の名作「不思議の国のアリス」を基にした素晴らしいファンタジー・アドベンチャー作品が公開されたのは、つい去年のことでしたね。
  • フフ、その強引な持っていき方、嫌いじゃないぞ。ということで前置きが長くなったが、さっそくいってみよう!
  • 「不思議の国のアリス」はこれまで世界中で何度も映画化、映像化されていますが、今回は鬼才ティム・バートン監督ですからねえ。「待ってました!」の一言でしょう。しかも「シザーハンズ」以来のお抱え俳優、ジョニー・デップ様がまたしても怪演。バートン×デップ作としては7本目となります。
  • その他のキャストも豪華だよね。デップのマッドハッターももちろんいいけど、これまたバートン監督作の常連、ヘレナ・ボナム・カーターの赤の女王もケッサクだ。
  • マイケル・シーン、スティーブン・フライ、アラン・リックマンと、大物俳優が声の出演を果たしているのも見逃せません。
  • 今回の映画化に際して、ティム・バートン監督はストーリーに手を加えました。原作のシュールな世界観はそのままに、より輪郭のはっきりとした、誰が観ても分かりやすい物語に仕上げていますよね。何と言っても設定が「その後のアリス」ですから。
  • アリスは19歳になっていて、父は他界している。貴族社会の中でお膳立てされた結婚から逃げるようにして、幼い頃に訪れていたワンダーランドに再び迷い込むんだな。全体的にディズニー色が強めで、根っからのティム・バートン・ファンにはちと物足りないかもしれんが、私は楽しめたぞ。
  • 今回、アリスが時計を持った白ウサギの姿を最初に目撃するのは、その冒頭部分、秘密裏に仕組まれていた庭園での婚約パーティー会場でしたね。この優雅なガーデン・パーティーのシーンは、英南西部、コーンウォール州のTorpointという町にある、ナショナル・トラスト所有の18世紀の館「Antony House」で撮影されています。
  • 摩訶不思議な世界に奇天烈なキャラクターが次々と登場する本作には、人の動きをデジタル処理するモーション・キャプチャー技術がふんだんに取り入れられていて、スタジオでの撮影が多くを占めているのですが、この冒頭部分と、エンディングの出航のシーン、つまりワンダーランド外のシーンはきっちりロケ撮影です。
  • そうそう、その最後の出航シーンもコーンウォール州ですね。Charlestownという漁村の港で撮られています。こちらは18世紀の終わり頃からさほど景観に変化が見られないような、古き良き時代の面影を残す港でして、しばしば映画やTVの撮影に使われているんですね。

デカ長、物申す
自分らしくない生き方を強いられそうになっていた19歳のアリスは、自分が以前ワンダーランドを訪れていたことさえ忘れていた。でも、彼女の原点であるここでの冒険と闘いを通じて、だんだん本来のアリスを思い出し、自分自身を取り戻していくんだよね。「自分はこれでいいのか。今の自分は本当の自分なのだろうか」そんな疑問を抱いてしまったらどうするか。そんなときはやっぱり、自分にとってのワンダーランドへ行く、もしくは帰るべきなんだろうね。

 
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