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ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 26 September 2020

謎のグラフィティ・アーティスト、激写される! from UK

謎のグラフィティ・アーティスト、激写される!
タワー・ハムレット地区に描かれた
バンクシーの最新作
ロンドンの路地で、風刺の利いたグラフィティを描き続けているアーティスト、バンクシー。その素顔は謎とされ、本名も年齢も不明という彼が最近、ロンドン東部のタワー・ハムレット地区で制作中のところを、なんと通行人に携帯電話のカメラで激写されてしまった。

写真に写っているのは、バンクシーらしきアーティストが道路に敷かれた黄色の通行線をペンキで延長し、壁に大きな花を描いている様子。花の横には、ペンキ缶に腰を下ろしローラーを手にした男性のステンシル画が描かれている。バンクシーを撮影したとされる写真はこれまでにも存在しているが、制作中の姿を写したものは今回が初めて。バンクシーのスポークスマンは、作品が本物であることを認める一方で、写真の人物がバンクシー本人かどうかについてはノー・コメントを通している。実はスポークスマン自身も、バンクシーに会ったことがないのだそう。

バンクシーといえば、その作風のみならず、人々の度肝を抜くようなゲリラ制作/展示から、アート・テロリストとも呼ばれる人物。分離の象徴であるパレスチナの壁に、穴の向こうに青い空が広がっている絵を描き、子供たちの楽園であるディズニーランドには、テロ容疑者が多く収容されているグアンタナモ米軍基地の囚人を模した人形を設置した。原始人がショッピング・カートを引いている絵を勝手に大英博物館に展示した際には、博物館側が気付くのに8日かかったという。

しかし、誰もが彼の作品を「芸術」と見なしているわけではない。ロンドン東部の地区では町の「落書き」をすべて洗い流す決定を下しており、当局は「地元住民はグラフィティを、町の景観を汚すものと考えている」と語っている。そもそも今回の作品は、そんな当局の決定に対する仕返しなのだとか。

いずれにしても、誰が描いたのか分からないという謎の一面がバンクシー作品人気の一翼を担っていたことは確か。今回、(もし本物ならば)こんな形で一般市民によって素顔を明らかにされてしまったバンクシー。彼の作品の評価が、この一件をきっかけに変わる可能性もあるかもしれない。

「タイムズ」紙 "Banksy, the celebrated graffiti artist, is caught in the act for first time"



 
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