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Mon, 20 January 2020

農家の嫁探し番組が大人気 from Germany

農家の嫁探し番組が大人気
 期待を胸に農家の独身男性が勢揃い ©RTL
クイズやドラマ、過激なショー。ありとあらゆる番組がひしめくドイツのテレビ事情。もううんざりだとドイツ人が思っているのかどうかは定かでないが、そんな飽和状態となっているドイツのお茶の間を釘付けにする番組が登場した。そのタイトルは、ズバリ「農家の嫁探し」。2005年の第1シリーズからぐんぐんと視聴率を伸ばし、今秋スタートした第3シリーズで、とうとう月曜日の21時15分という超ゴールデンタイムに進出した。

この番組ではまず、「女性と知り合う機会がない」「付き合った女性にはことごとく農家の生活にしり込みをされた」などという女運にからきし恵まれない農家の独身男性が、番組で「ヨメに来ませんか」と呼びかける。応募してきた女性がその男性の家で実験的に農家の暮らしを体験するなかで、互いに相性を確かめていくというものだ。

30歳過ぎても女性(母親除く)の手を握るどころか、近くにすら寄ったことがないという「心優しいフルティ」や、2人の女性から求愛される「モテモテ酪農家のミヒャエル」「がさつなベルンハルト」「愛すべきバイエルン男のブルーノ」など、あらゆるタイプの「役者」が勢揃いして番組を盛り上げている。番組の司会者インカさんは「どう行動しろとか、ましてや誰と恋愛しろなど、テレビ局は一切の演出をしていません。彼らのありのままの姿を映し出しているだけです」と強調する。

既にこの番組で誕生した2組のカップルが、めでたくゴールインした。その一方で、のんびりとした田舎暮らしどころではなく、朝早く起きて牛や豚の糞にまみれる現実に幻滅して、ほうほうのていで逃げ出す女性がいたり、思いを寄せた女性に果敢にアタックするもあえなく振られ、わびしい独り身の生活に戻っていく男性の悲哀も存分に映し出される。

なんでも20%を超えるこの番組の高視聴率を支えているのは、旧東ドイツ地域の農村部なのだそう。場所を問わずパートナー探しは人生の一大イベント、ましてや農家の嫁不足は深刻な問題だが、明日はわが身、あるいはわが息子の身と思う人たちが農夫の果敢なチャレンジぶりを祈る思いで見守っているのかもしれない。

「Focus」紙 "Manner im Streichel-Zoo" ほか



 
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