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Tue, 10 December 2019

「世界一の交通機関」を海外にアピール! from UK

「世界一の交通機関」を海外にアピール!
 昨年のインド訪問時には1億円以上を使った
 リビングストン市長
 Picture by: Manish Swarup/AP/PA Photos
昨年、某旅行サイトが企画した「世界一の交通機関」投票でロンドンの交通網が「世界一」に選ばれ、鼻高々だったケン・リビングストン・ロンドン市長。目立ちたがり屋の同市長が今回、よせばいいのに「世界一」の素晴らしさを世界にお披露目しようと、オリンピックとロンドン交通機関を無理矢理結びつけるという大プロジェクトを立ち上げた。ちなみにこの「オリンピック」とは、2012年のロンドン五輪ではなく、今夏開催される北京五輪である。

市長が考案したプロジェクトとは、ロンドンから北京までを、ロンドン交通機関の「アイコン」とも言えるダブルデッカーで走破しようというもの。出発予定は6月。8月の北京五輪の閉会式に間に合うよう、3カ月の行程で陸路を行く。気になるご予算は何と45万ポンド(約9200万円)なり!この費用は、ロンドン交通局(TfL)とロンドン五輪関係者が負担するという。予算が足りないといっては毎年運賃値上げを断行するTfLと、当初より4倍近く膨れ上がった予算に非難轟々(ごうごう)のロンドン五輪。一体どこにこんなお金を出す余裕があるのだろうか……。

当然のことながら、このお祭り計画には「時間と金の無駄使いだ」との声が続々。影のオリンピック相、ヒュー・ロバートソン氏は「くだらないPRに金を使うくらいなら、ロンドンにおける草の根スポーツの振興活動に使った方がずっとましだ」と断罪。環境政党、緑の党ロンドンのダレン・ジョンソン氏は、「ロンドン五輪でロンドンにやって来る人たちをどうやって飛行機ではなく、列車で来させるかを考えるべきだ」とエコの視点から批判した。

しかし、何を言われてもめげない、というより馬耳東風なのがリビングストン市長。「深まりつつある英国と中国の文化的、経済的絆を称えるのに、世界に誇る我々の交通機関を利用することほどピッタリの方法はないだろう?」と、自らのアイデアにすっかりご満悦だ。毎日何かしらの交通トラブルに見舞われても、驚くべき忍耐力で耐え続けるロンドナーたち。果たして今回も、じっと忍の一字なのだろうか……?

「Evening Standard」紙
"£450,000 to drive bus to Beijing"



 
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