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Thu, 19 September 2019

ロンドン妊婦のつぶやき

第13回 両親学級その1(NHS編)

第13回 両親学級その1(NHS編)

ベビーカー妊娠後期に入りお腹もかなり目立ち始めた頃、病院(NHS)の両親学級に参加した。病院の両親学級はほぼ毎日のように開催されており、各自自分の予定に最も適した曜日を選んで通うことができる。私たちが通うことにしたのは土曜日の午前中のコースで、全5回。

予定日の近い妊婦さんたちが一同に集うとあって、いったいどんなメンバーが来ているのだろうと思いつつ、夫と2人で出掛けた。土曜の朝なのに、やはりNHSとあって人数が多く、20人はいた。80%がパートナー同伴。

私が通う病院は、ロンドンで一番治安が悪いとされるエリアと、近年人気が上昇し、若いビジネスマン/ウーマンたちに好まれるエリアの両方を管轄している(私は管轄外から越境通院)。参加者もそんな地域事情を反映するかのように個性豊かで、ミドル・クラス的な落ち着いたカップルがいたり、テレビ番組リトル・ブリテンに出てきそうなジャージ姿のシングル・マザーがいたり。良くも悪くも、英国コミュニティーの人口分布は傍目に分かりやすい。そしてNHSのすごいところは、社会の色々な層の人が同等の医療を受けられることだ、と改めて思う。いや、上の層の人たちはNHSの利用はしないのかもしれないが。

肝心の講義の内容は、お産の流れ、痛み止めの種類、トラブルの処置、母乳育児、産後のケアなどなど。印象的だったのが、母乳育児を強く勧めていた点だ。「Breast is best!」と題した母乳推進ビデオを上映したり、講師を務めるミッドワイフ(助産婦)が参加者に向かって「あなたたち、もちろん母乳で育てるんでしょうね?」と目を光らせた一幕もあった。一世代前、母乳育児のメリットを見過ごして粉ミルク育児を奨励した時期があり、その反省点に立っているのだとか。

体重管理や産み方など、個人主義に任せている部分が大きいNHSにおいて、母乳育児への肩入れは例外的とも言えるかもしれない。NHSの両親学級とは別に参加したNational Childbirth Trustの両親学級(これについては次回)でも、この点は同じだった。

 
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Mcleod 和子
英国の大学院に留学後、日本で会社員生活を送る。日本で出会った英国人と4年の交際を経て結婚。夫の転勤に伴いロンドンに移住した直後に妊娠が判明する。現在30歳。
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