日本の代表的な漫画作家、赤塚不二夫がかつて描いた「おそ松くん」という作品に、イヤミという登場人物がいた。「おフランス帰り」である彼の奇妙な仕草が笑いを誘っていたわけだが、確かに外国人化してしまった日本人には、独特の雰囲気が漂うのかもしれない。英国に長く暮らしている日本人の方々は、果たして「英国人化」しているのか。今回もまた街角インタビューを通して、皆様のご意見を拝聴!!
アンケート実施場所: ロンドン、ジャパン・センター前ほか
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今回の問いに答えるためには、まず典型的な日本人像とは何か、ということについて考えをめぐらせてしまうのではなかろうか。在英邦人の皆様たちのご意見を並べると、「控えめ」「親切」「気が利く」「礼儀正しい」「時間に正確」「曖昧」「集団主義」などなど。どんな日本人像を持っているにせよ、英国で異文化に接したことからこのような国民性の違いを認識したという人が多いようだ。そしてこの違いを深く実感した上で、自らの「日本人らしさ」を改めて自覚し大切に維持していこうと思った人たちが「YES」派、違いを力強く乗り越えようと、積極的に変化を受け入れた人たちが「NO」派に回ったと推測できる。いずれにしても、異文化に出会ったことで皆それぞれの方法で成長を遂げているようだ。これって、海外で暮らす最大の魅力なんだと思う。さて、本企画では次回よりメールでの回答も受け付けます。