ニュースダイジェストのグリーティング・カード
Thu, 03 October 2024

ロンドン、大人の遊び場、バー・ガイド

暗い冬がいよいよ到来。今回の特集では「大人の夜遊び」をキーワードに、長く辛い冬の夜を存分に楽しむためのおすすめバーを「キメ技」つきでご紹介します。1人でしっとり、友達同士でワイワイ、デートでロマンティックに……。楽しみ方は人それぞれ。思い思いの夜をお過ごしください。(本誌編集部 筒井和美)

お洒落でトレンディー

Lounge Lover今、ロンドンで最も熱い

Lounge Lover  ラウンジ・ラバー

エキセントリックなインテリアでトレンディーな人たちを虜にしたレストラン「レ・トロワ・ギャルソン」のクリエーターたちが、今度はバーを手掛けた。ファッションに敏感な若者が集うブリック・レーンからすぐのこのバーには、夜な夜な好奇心旺盛な人たちが集いパーティーを繰り広げる。インテリアは、流行のミニマリズムに反抗するかのように華美で豪華絢爛。ちょっと退廃的な王侯貴族気分を味わえるかも!?

火〜木18:00-0:00、金18:00-1:00、土19:00-1:00、日18:00-0:00
1 Whitby Street, Shoreditch, London E2 7DP
Tel: 020 7012 1234
最寄駅: Shoreditch / Liverpool Street

 

Bluu 気取りながらもリラックス

Bluu  ブルー

ジャズ・クラブ「ブルー・ノート」の跡地を利用して出来た「Bluu」は、ロンドンのトレンドを肌で感じたい人にオススメの場所。明るく風通しの良いナチュラル志向のレストラン、トレンディーなドリンク・バー、地下のDJバーが三位一体となっている。クリエイティブな人たちが夜な夜なたむろするホクストン・スクエアの中でも一際活気のあるバーだ。

月〜土11:00-23:30、日11:00-22:30
1 Hoxton Square, Hoxton, London N1 6NU
Tel: 020 7613 2793
最寄駅: Old Street

 

Low Life 普通っぽさがカッコよい

Low Life  ロー・ライフ

地下のスペースを利用した気取りのないバー。他のバーが売りにするような素敵なインテリアや凝ったドリンクなどは何もないが、その「普通さ」が却ってカッコよい。リラックスできる環境で騒ぎたい!、飲みたい!という時に便利。客層は20代の若者が圧倒的多数だが、みんな普通でありながらも何気にお洒落で何より陽気。スタッフがフレンドリーなのもうれしい。日本の漫画を真似たドリンク・メニューに注目。DJ有。

Low Life

月〜金17:00-23:00、土18:00-23:00、日17:00-23:00
34a Paddington Street, Marylebone, London W1U 4HG
Tel: 020 7935 1272
www.lowlifebar.com
最寄駅: Baker Street

 

Beaufort House気軽に立ち寄れる洒落たバー

Beaufort House  ボーフォート・ハウス

流行に敏感な人が集うキングス・ロードにあるコスモポリタンなバー。店の外からも確認できる大きなシャンデリアがインテリアのアクセント。週日は比較的落ち着いて飲むことができるが、週末になると大勢の人がお洒落て詰め掛けとても賑やかに。チェルシーっ子たちの出会いの場としても知られている。ドリンク・メニューには多数のオリジナル・カクテルがあるが、中でもマティーニをアレンジしたオリジナルの「Beautini」(£6.50)がおすすめ。

月〜土9:30-1:00、日9:30-0:30
354 King's Road, Chelsea, London SW3 5UZ
Tel: 020 7352 2828
最寄駅: South Kensington

風変わり体験

Ice Bar 氷点下で飲むウォッカ

Ice Bar  アイス・バー

店内に一歩足を踏み入れると、そこは壁、バー・カウンター、テーブルなど目に付くもののほとんどが氷で出来ているマイナス5℃の世界。エントランスで、防寒用ケープを借りられるので、特に厚着をして行かなくても大丈夫。寒さに耐えられなくなったり、飲み足りない(入場は最長40分まで)と感じたら、隣のラウンジ「Below Zero(ビロー・ゼロ)」でゆっくりと飲み直そう。

日〜水12:30〜23:45(Below Zeroは0:00まで)
木〜土12:30〜0:40(Below Zeroは1:00まで)
29-33 Heddon Street, London W1B 4BN
Tel: 020 7287 9192
www.belowzerolondon.com
最寄駅: Piccadilly Circus

セレブなゲスト

Boujis ウィリアム&ハリー王子に会えるかも?!

Boujis  ブージー

何かとタブロイドを賑わすお騒がせ王子、ハリーの行きつけバー&クラブがここ。王室御用達(?)だけあってか、メンバー制となっている。2004年、2005年度の「ベスト・バー」賞、「ベスト・クラブ」賞を受賞したが、その影では「音楽、客層、インテリアなど全てにおいてイケてない」という噂も。また、ここのバウンサーは傲慢だと有名だが、それも中で楽しむセレブを守るためか!? 色々と好奇心を刺激されるクラブであることは間違いない。

火〜日22:00〜3:00
43 Thurloe Street, South Kensington, London SW7 2LQ
Tel: 020 7584 2000
最寄駅: South Kensington

シックな大人の夜

Milk&Honey 最も粋なメンバーズ・バー

Milk&Honey  ミルク&ハニー

ニューヨークにも支店のあるメンバーズ・オンリーのエレガントなバー。メンバーになるにはお高い年会費が必要だが、メンバー以外でも週日夜11時までなら利用可能(但し要予約)。この店のルールとして、男性客が見知らぬ女性客に声を掛けることは禁じられているので(逆はOK)、女性同士でゆっくり飲みたい時に最高。看板もなく店が見つけ難いが、これは大切なゲストを要らぬ視線から守るためのポリシー。ゆったりと落ち着いた夜を過ごせること請け合い。

月〜金18:00-23:00、土19:00-23:00(メンバーとそのゲストは3:00まで)
61 Poland Street, Soho, London W1F 7NU
Tel: 07000 655 469
最寄駅: Oxford Circus / Tottenham Court Road

 

Pearl Bar 夢見心地で酔えるバー

Pearl Bar  パール・バー

いまやテレビにも登場するようになった日系米国人シェフ、ジュン・タナカがヘッド・シェフを務めるレストラン「Pearl」に併設されているバー。オリジナル・カクテルの充実度はピカイチ。デーブルの仕切りに吊り下げられたパールが幾重にも重なり、ゆらゆらと揺れるのを眺めながら心地良く酔えること請け合い。ドレス・アップして行きたい場所だ。

月〜土17:00-23:00
252 High Holborn, London WC1V 7EN
Tel: 020 7829 7000
最寄駅: Holborn

 

The Library 英国紳士の格式がそこに

The Library  ザ・ライブラリー

格式あるレーンズボロー・ホテル内にある落ち着いたバー。ライブラリーという名の通り、バー内部の本棚には難しそうな本がぎっしりと詰まっており(しかし、実は張りぼて)、40代以上の「大人」がゆっくりとブランデー・グラスを傾けるのが非常に絵になる場所だ。ピアノの生演奏も有り、ムードたっぷり。若者が集まるバーにありがちな喧噪とは全く縁のない貴重な大人の遊び場。

月〜土11:00-1:00、日12:00-22.30
Hyde Park Corner, London SW1X 7TA
Tel: 020 7259 5599
最寄駅: Hyde Park Corner

ロマンティックな夜景

Vertigo42 気分はジェームズ・ボンド

Vertigo42  ヴァーティーゴ42

42階建ての建物の最上階に位置するシャンペン&シーフード・バー。金融街シティーで最も高い建物だけあって、ここから街を見下ろす眺めは「最高!」の一言に尽きる。予約を入れる際には、テムズ川、タワー・ブリッジ、セント・ポール大聖堂を望める特等席である窓際の4人がけ席をリクエストすることをおすすめする。目の前のキラキラした夜景と手元にあるシャンペンとオイスターが贅沢な一夜を彩ってくれる。

月〜金12:00-15:00、17:00-23:00
Level 42, Tower 42, 25 Old Broad Street, Liverpool Street, London EC2N 1HQ
Tel: 020 7877 7842
最寄駅: Liverpool Street / Bank

 

Galvin At Windows ハイド・パークを望む最高の眺め

Galvin At Windows  ギャルヴァン・アット・ウィンドウズ

パーク・レーンにそびえ立つヒルトン・ホテル最上階にある落ち着いたバー。ハイド・パークを望む眺めはもちろんのこと、最近改装されたばかりでモダンに生まれ変わったインテリアも素敵。最高級のシェフが腕を振るうレストランも併設されているので、バーだけで退散するのはもったいない。ちょっと奮発して、レストランでディナーもいかが?

月〜木18:00-22:30、金・土18:00-23:00<
The Hilton Hotel, 22 Park Lane, Mayfair, London W1K 1BE
Tel: 020 7208 4021
最寄駅: Hyde Park Corner

 

OXO Tower Restaurant & Bar 広々とした180度の眺めを堪能

OXO Tower Restaurant  オクソ・タワー・レストラン&バー

テムズ川を望み、180度のパノラマ・ビューを堪能できるオクソ・タワー最上階にあるバー。目前にはセント・ポール大聖堂が迫り、彼方にはタワー・ブリッジ、そしてカナリー・ウォーフの高層ビル群までが望める最高の眺望。バルコニーから身を乗り出せば、ロンドン・アイやビッグ・ベンも見え、ロンドンのランドマークを一度に楽しめること請け合い。

毎日12:00-15:00 18:00-23:00
Barge House Street, South Bank, London SE1 9PH
Tel: 020 7803 3888
最寄駅: Waterloo / Blackfriars

ゴキゲンな音楽

Ronnie Scotts ジャズの殿堂といえば、ココ

Ronnie Scotts  ロニー・スコッツ

大人の音楽といえばジャズだが、ロンドンでジャズと言えばロニー・スコッツと言う位、押しも押されぬ人気を誇るジャズ・バー。NYのジャズ・クラブに通いつめたオーナーが、ロンドンでも同じようなクラブをオープンさせたいと願って、誕生したのが1959年のこと。それから約半世紀が過ぎようとしているが、その間にここで演奏した著名ミュージシャンは枚挙に暇がない。最近は、ベニューの階上に落ち着いたメンバー制のバーがオープンするなど益々発展している。パフォーマンスのスケジュールはウェブサイトで確認を。

月〜土18:00-0:00、日18:30-0:00
47 Frith Street, Soho, London W1D 4HT
Tel: 020 7439 0747
www.ronniescotts.co.uk
最寄駅: Tottenham Court Road / Leicester Square

 

しっとりとした大人のデートに

Dover Street Restaurant & Jazz Bar
ドーヴァー・ストリート・レストラン&ジャズ・バー

ジャズ、ブルースを筆頭に、スウィングからラテンまで多様な音楽ジャンルの生演奏を楽しめるレストラン&バー。その日のメイン・プレーヤーが登場するまでは、レストラン専属のバンドがメローなジャズを聴かせてくれる。深夜3時までオープンしているので(ラスト・オーダーは深夜2時)、ゆったりと夜を楽しめること請け合い。

月〜木12:00-15:00、18:00-3:00、金12:00-15:00、19:00-3:00、土19:00-3:00<
8-10 Dover Street, Mayfair, London WIS 4LQ
Tel: 020 7491 7509 / 020 7629 9813
最寄駅: Green Park / Piccadilly Circus

 

Jazz Cafe ステージとの一体感を楽しむ

Jazz Cafe  ジャズ・カフェ

売り出し中の新人アーティストから大物ベテラン・アーティストまで、つぶ揃いのライブ・ラインナップが楽しめるジャズ・ベニュー。ライブのスケジュールをウェブサイトで確認できるので、お気に入りのアーティストが見つかったらチケット予約を。チケットは全て立ち見なので、座って楽しみたい人は同時にレストランの予約も忘れずに。

月〜土19:00-2:00
5 Parkway, Camden Town, London NW1 7PG
Tel: 020 7534 6955(レストラン)、0870 060 3777(チケット)
www.jazzcafe.co.uk
最寄駅: Camden Town

 

Piano Bar Kensington 秘密にしたい遊び場

Piano Bar Kensington  ピアノ・バー・ケンジントン

ハイストリート・ケンジントンにひっそりと佇むエレガントなピアノ・バー。バーと言っても、ちゃんとしたレストランが併設されているので、ピアノ演奏を楽しみながらしっかりと食事を取ることも可能。ピアノは160年以上も前に製造されたという「Collard & Collard」社製。ピアニストに曲目のリクエストを出せる上、盛り上がってくると客が歌いだしたり、ピアノを演奏したりすることもあるフレンドリーで粋なバー。

毎日16:30-0:00(食事は17:30-22:30まで)
ライブ演奏 火〜土18:00-23:30、日・月20:00-23:00
106 Kensington High Street, Kensington, London W8 4SG
Tel: 020 7938 4664
www.pianokensington.com
最寄駅: High Street Kensington


カクテル・ガイド

洒落たバーには、カクテルが付き物。
ここでは、代表的なカクテルの由来に加え、自宅でゆっくりしたい日にもカクテルを楽しめるようにと、それぞれのカクテルのレシピもご紹介します。これらレシピにちょっとしたアレンジを加えて、自己流カクテルを作ってみてはいかが?

カクテルの作り方の基本

ほとんどのカクテルは、大きく分けて次の4つの基本技法を用いて作られています。

1) ビルド(Build)
グラスに直接材料を注ぎ、そのまま提供する最も簡単な作り方。ソーダなどの炭酸飲料は、かき混ぜ過ぎると水っぽくなるので、スプーンで軽く混ぜるだけにすること。リキュールなどがグラスの底に淀んでしまう場合は、スプーンを軽く持ち上げる様にして混ぜる。

2) スター(Stir)
材料と氷をミキシング・グラスに入れ、スプーンで手早くかき混ぜる作り方。シェ−クするとカクテルが濁ったり、風味が損なわれてしまう場合に用いる。

3) ブレンド(Blend)
ミキサーを使って、材料をスピーディーに混ぜ合わせる作り方。シャーベット状のフローズン・カクテルをつくる場合や、イチゴ、バナナなどのフレッシュな果実を溶かし込んで、フルーティーなカクテルをつくる場合に用いる。

4) シェーク(Shake)
材料と氷をシェーカーに入れて振り、強く混ぜ合わせる最もカクテルらしい作り方。シェ−クすることで、アルコール度の強い酒を飲みやすくしたり、混ざりにくい材料を急速に混ぜ合わせたりする。

 

Beliniサッパリとした甘い桃の風味
Belini
ベリーニ

スッキリしたスパークリング・ワインに甘いピーチネクターが絡まった飲み口のよいカクテル。イタリア、ベニスの老舗バー「ハリーズ・バー」の経営者ジュゼッペ・チプリアーニ氏が、1948年に行われたベリーニ展示会を記念して考案したと言われている。

レシピ: スパークリング・ワイン(イタリア産のスプマンテが理想的)40ml、ピーチネクター 20ml、グレナデン・シロップ(砂糖で代用可)少々
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド

Caipirinha
情熱的なブラジルの味
Caipirinha
カイピリーニャ

ブラジル特産のさとうきびのスピリッツ、カシャーサ(ピンガとも呼ばれる)にライムをたっぷり絞った爽やかなカクテル。いまやヨーロッパ中の若者に支持される人気ドリンクとなっている。ちなみにカイピリーニャとは、ポルトガル語で「田舎のお嬢さん」という意味合い。

レシピ: カシャーサ45ml、ライム4分の1(お好みで増やしても可)、砂糖小さじ1杯
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 強い
製法: ビルド

食前酒にもピッタリ
Campari Soda
カンパリ・ソーダ

その作り方は今でも門外不出と言われているイタリアの定番リキュール、カンパリをソーダで割ったシンプルなカクテル。このカクテルではカンパリ特有のほろ苦い独特の風味を存分に味わえる。カンパリを使ったカクテルには、オレンジ・ジュースで割った「カンパリ・オレンジ」なども有り、色々な飲み方を工夫できる。

レシピ: カンパリ45ml、ソーダ適量
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド

コスモポリタン世界中の女性に捧げる
Cosmopolitan
コスモポリタン

ルビー色のグラデーションが美しいカクテルの女王的存在。ニューヨークを舞台にした人気米ドラマ「Sex & the City」の登場人物が愛飲したように、都会の女性たちに人気のあるドリンクだ。店により様々な作り方のバリエーションが有る。

レシピ: ウォッカ20ml、ホワイト・キュラソー5ml、クランベリー・ジュース(あるいはリキュール)20ml、レモン・ジュース15ml
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: シェーク

ジン・トニックシンプルだけど奥が深い
Gin&Tonic
ジン・トニック

ジン・ベースのカクテルの定番。英植民地で保健飲料として飲まれていたトニック・ウォーターにジンを入れてみたら結構美味しかった、という偶然によって生まれたカクテル。トニック・ウォーターを水またはソーダに変え、砂糖を加えると「ジン・スリング」に。

レシピ: ジン45ml、トニック・ウォーター適量
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド

ロング・アイランド・アイス・ティー「ティー」とは名ばかりのツワモノ
Long Island Ice Tea
ロング・アイランド・アイス・ティー

米国はニューヨーク州ロングアイランド生まれのこのカクテルは、紅茶をまったく使っていないのに、まるでアイス・ティーのような色合いを示す化け物ドリンク。レシピを見れば分かるように、様々なアルコールがチャンポンされたカクテルなので、口当たりのよさに騙され飲みすぎないよう注意して!

レシピ: ジン15ml、ウォッカ15ml、ラム15ml、テキーラ15ml、ホワイト・キュラソー15ml、レモン・ジュース30ml、コーラ40ml
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 強い
製法: ビルド

トロピカル気分に浸りたい時に
Maitai
マイタイ

タヒチ語で「最高」を意味する言葉、マイタイを名に冠したこのカクテルは、色鮮やかなフルーツがゴージャスにデコレーションされたトロピカル・カクテルの代表格。文字通り「最高」のこのドリンクが、トロピカル気分を盛り上げてくれる。

レシピ: ホワイト・ラム45ml、ホワイト・キュラソー小さじ1、パイナップル・ジュース小さじ2、オレンジ・ジュース小さじ2、レモン・ジュース小さじ1、ダーク・ラム小さじ2、お好みで飾り用フルーツ
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 強い
製法: シェーク

マルガリータ物悲しさを秘めた大人の味
Margarita
マルガリータ

ロサンゼルス出身のバーテンダー、ジャン・デュレッサー氏が創作したというテキーラ・ベースのカクテル。狩猟時に流れ弾にあたって亡くなった若き日の恋人、マルガリータを偲んで作ったと言われている。1949年の米国ナショナル・カクテル・コンテストで3位に入選したこともあるお墨付きの味。

レシピ: テキーラ30ml、ホワイト・リキュール15ml、レモン・ジュース15ml
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 強い
製法: シェーク

Martiniボンドも愛したカクテルの帝王
Martini
マティーニ

「カクテルの傑作」と称されるマティーニ。もともとはマルティーニ社が自社のベルモットのキャンペーン用に考案したカクテルだったそうだが、いまやバーの数だけレシピがあると言われるほど、世界中に広まり愛されている。映画「007」のジェームズ・ボンドの定番ドリンクはこれ。

レシピ: ドライ・ジン50ml、ドライ・ベルモット10ml、オリーブ 1個
テイスト: 辛口
アルコール度: 強い
製法: スター

モヒートミントの風味でサッパリと
Mojito
モヒート

キューバ発祥のラム・ベースのカクテル。スッキリした口当りが、暑い夏とカリブの海を彷彿させる。元々はハバナのとあるバーの名物だったのが、作家ヘミングウェイによって世界中に広められたと言われている。

レシピ: ラム45ml、ライム半個、ソーダ適量、砂糖小さじ1、ミントの葉 少々
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド

苦肉の末生まれたカクテル
Moscow Mule
モスコー・ミュール

1946年に米国ハリウッドで生まれたカクテル。大量に仕入れたジンジャー・ビアの在庫をさばくためにレストラン経営者が考案したこのカクテルに、ウォッカ販売に悪戦苦闘していた会社が飛びついてPRを展開、世界的に広まったとされている。アルコール度も弱く飲みやすい。

レシピ: ウォッカ45ml、レモン・ジュース15ml、ジンジャー・エール(オリジナルはジンジャー・ビア)適量
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 弱い
製法: ビルド

ピニャ・コラーダココナッツ風味の南国フレーバー
Pina Colada
ピニャ・コラーダ

スペイン語で「パイナップルの生い茂る峠」という意味をもつトロピカル・カクテルは、カリブ海に浮かぶ島プエルト・リコ生まれ。海からの涼しい風に吹かれながら真昼間に飲みたい、太陽に似合うドリンク。過ぎ去った楽しい夏の余韻に浸りたい時にピッタリの味。

レシピ: ラム30ml、パイナップル・ジュース80ml、ココナッツ・ジュース45ml
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 弱い
製法: シェーク

セクシー度ならおまかせ
Sex on the Beach
セックス・オン・ザ・ビーチ

トム・クルーズ主演の映画「カクテル」に登場し、世界的に知られるようになったカクテル。メロン・リキュールの豊かな香りに、フランボワーズの甘酸っぱさ、パイナップル・ジュースの甘味が絡みつき官能的なテイストに仕上がっている。

レシピ: ウォッカ15ml、メロン・リキュール20ml、フランボワーズ・リキュール10ml、パイナップル・ジュース80ml
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド

未だに引き継がれる伝統の味
Singapore Sling
シンガポール・スリング

英国の文豪サマセット・モームが愛したと言われる、シンガポールの夕焼けを表現したカクテル。シンガポールにある名門ホテル、ラッフルズで誕生した。同ホテルでは、現在でも誕生当時のオリジナル・レシピを守っているが、ロンドン、サボイ・ホテルで改良が加えられたレシピも人気がある。

レシピ: ジン45ml、チェリー・リキュール15ml、レモン・ジュース20ml、砂糖小さじ2、ソーダ適量
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: シェーク

テキーラ・サンライズロック・スターも惚れ込んだ
Tequila Sunrise
テキーラ・サンライズ

メキシコの朝焼けをイメージした美しい色のカクテル。テキーラとオレンジ・ジュースの相性の良さに加え、イーグルスの曲名や映画のタイトルにも使われたこと、またミック・ジャガーが惚れ込んだドリンクということで、人気が不動のものとなった。気合を入れて飲みたいカクテル。

レシピ: テキーラ20ml、オレンジ・ジュース40ml、シロップ小さじ2
テイスト: 中甘辛口
アルコール度: 普通
製法: ビルド
 

*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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