1.パスタの真打ち登場
Casa Tua

手打ちパスタ専門職人が毎日作る、モチモチの生パスタが評判のイタリアン・カフェ。南部プーリア州の代表的なパスタ、オレキエッテやカルボナーラなどが10ポンド前後で食べられるのは驚き。一方、カクテルの得意なオーナーが力を入れるのは、ロンドンでも流行りのリキュール、アペロールを使った食前酒スプリッツ。炭酸水をミックスしただけのものも多いが、辛口プロセッコを合わせた本格派だ。

106 Cromer Street WC1H 8BZ
Tel: 020 7833 1483
9:00-22:00
www.casatualondon.com

2. 早起きはクロワッサンの得
Patisserie Deux Amis

オーナーのジョーが母親のために開いたティー・ショップ。この地で開業して25年以上という老舗だ。奥のテーブル席はわずか6席だが、そのこぢんまり加減がやけに居心地良し。バゲット・サンドなど軽いランチもあり、人気の具はチキン & ベーコン & クランベリー。クロワッサン類やバゲットは後部のキッチンで焼かれ、店内にはパリの香りが漂う。焼きたてを目指して、店に一番乗りする価値アリ。

63 Judd Street WC1H 9QT
Tel: 020 7383 7029
月～土 9:00-17:30　日 9:30-14:00

3. 切っても切れない、絆の歴史
The Founding Museum

18世紀にあった英国最古の孤児院の歴史をたどる博物館。目を引くのは、実親が再度、子供を引き取る場合の照合品としても重要だった形見の品々。一つ一つに託された親の思いが感じられ哀惜が漂う。この慈善事業に賛同し貢献した、ドイツ出身の音楽家ヘンデルの直筆楽譜などが収められた2階の一室も興味深い。ナショナル・トラストの会員は入場料が半額。コンサートも定期的に開催している。

40 Brunswick Square WC1N 1AZ
Tel: 020 7841 3600
火～土 10:00-17:00　日 11:00-17:00
https://foundlingmuseum.org.uk

4. 変化球ラテにチャレンジしたい
Half Cup

ゆったりと置かれた大きな木のテーブル、サクサク動くWifi、といった都市型リラックスの基本を押さえたカフェ。うれしいのは、4種類のナッツ・ミルクと豆乳を置いていること。カフェイン・フリーのラテ一つとってみても、蕪ラテ、ターメリック・ラテ、炭ラテと、バリエーションが豊富だ。アルコール類もあるので、オリジナル・ブレンドのビールも試してみたい。

100-102 Judd Street WC1H 9NT
Tel: 020 8617 7835
月～金 8:00-19:00　土 & 日 9:00-17:00
www.halfcup.co.uk

5. 花で潤い、サボテンで癒される
Vital Flowers

英国庭園に咲く花々から、南国の鮮やかな花まで、みずみずしい切り花が溢れんばかりにディスプレーされたフラワー・ショップ。サボテンの扱いも得意で、小さなサボテンが入ったピンクの鉢が整列している様は、可愛らしいの一言。ホテルや自宅などロンドン広域のあらゆる住所に配達できるので、レストランで花を贈るサプライズ・デート、なんていうことも可能だ。

4 Medway Court, Judd Street WC1H 9QX
Tel: 020 3033 0032
月～木 9:00-18:00　金 9:00-19:00　土 10:00-18:00
www.vitalflowers.co.uk

取材・写真: Miki Yamanouchi