英国に長く住んでいる人であれば、ビザの更新が迫ったり、友人や恋人との出会いや別れ、その他大きな環境の変化に直面したりした時に「自分は果たして今後英国で一生を過ごすのだろうか?」と自問自答してみたことが一度ならずとあるはず。自身の人生設計に密接に関わる「永住先」という究極の選択に対して、在英邦人たちはどんな答えを持っているのか。今回もぶぉっくす・ぽっぷ取材班が街頭調査へ出動!
アンケート実施場所: ロンドン、ジャパン・センター / らいすわいん前ほか
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「家族、恋人、友達、そして美味しい食べ物が待っている日本で暮らしたい!」。回答者の7割を占めた日本での永住希望者の声をまとめると、こんな一言になるのではなかろうか。彼らの多くは、現在の英国における生活を束の間の休息、または日本で新たな人生を築くためのキャリア・アップのための期間として捉えている。遠く離れた英国でも、日本で築いた人間関係を維持しているのだろう。海外経験を経てたくましく成長を遂げた上で、日本にいつか「凱旋帰国」する日を思い描いている彼らの姿が、ちょっと眩しく見えた。逆に英国での永住を希望する人は、そんな絆の固い人間関係を窮屈に感じているよう。また少数意見として「英国では日本人の男がモテない」「適当に生きていてもこの国だと許される」「日本はおじさんが威張っているから嫌だ」(以上、英国派)、「英国の土に骨を埋めるつもりなどない」(日本派)との声も。生きるって、本当に難しい。
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