BBCの電子版は14日付で「日本が歩きスマホの時代に突入した」との見出しを掲げる記事を掲載した。
BBCはまず、渋谷駅前のスクランブル交差点を「世界で最も有名な交差点の一つ」と紹介。きちんとした服装をした1000人以上の通勤者や流行に敏感な若者たちが、2分ごとに8カ所に集合し、交差し合うと伝えている。また交差点を渡る人々がお互いにぶつかりそうでぶつからずに歩く様子は「畏敬の念を抱かせる」と称賛。「つま先を立ててくるくると回るダンサーのようにしてお互いをよけたりする」と描写した上で、「『皆のために個々人が協力し合うという日本社会の象徴』であるというような陳腐なことを言いたくもなる」と述べている。
さらに同記事の筆者は、遅ればせながらスマートフォンが日本国内でも普及したことにより、歩きながらスマートフォンを操作するいわゆる「歩きスマホ」が増えたことで、渋谷のスクランブル交差点でも人々が衝突する可能性が増えたことに着目。一方で日本の携帯電話に関するエチケットは他国と比べてはるかに良く、電車の中で携帯電話を使用したり、若者が携帯電話のスピーカーから大音量の音楽をかけたりしないと伝えている。
Thu, 03 October 2024