ニュースダイジェストのグリーティング・カード
Tue, 03 December 2024

「カジノ法」をめぐる国民の懸念

Nobody wants to live near a gambling resort
誰もギャンブル・リゾート付近に住みたがらない

「エコノミスト」誌 2月4日

「エコノミスト」誌は4日、昨年12月に日本の国会で成立した「統合型リゾート(IR)施設整備推進法」(カジノ法)が、国民や自治体から支持されていないと伝える記事を掲載した。

同記事は、日本政府は国民に対し、現在のギャンブル規制は緩和されるべきだと説得できずにいると説明。NHKの世論調査で同法に賛成と答えたのはわずか12%に留まったとし、反対派はギャンブル依存症の増加や、暴力団の関与などを不安視しているとした。また、リゾートの有力候補地の一つとされる横浜市で、住民の反対を受け林文子市長が前向きな姿勢を一転させたことに触れ、ほかの地域ならば良いが自分の住む地域はだめという「ニンビー」姿勢が広がることを投資家は懸念しているとも述べた。

Urged to go smoke-free by 2020 Tokyo Olympics
東京五輪までに禁煙環境を

「ガーディアン」紙(電子版)1月31日

「ガーディアン」紙(電子版)は1月31日、日本の禁煙推進団体らが同国政府に対し、2020年東京五輪・パラリンピックまでに飲食店を全面禁煙にするよう訴えていると伝えた。

日本政府は、学校や病院など公共の場での敷地内喫煙を禁止する法案を可決するとみられているが、飲食店内の喫煙は原則禁止で喫煙室の設置は容認する方向。同記事は、日本の受動喫煙防止の取り組みは発展途上国と同レベルであるという日本禁煙学会の作田学理事長の声などを紹介している。

Miss Universe and the Buddhist monk?
ミス・ユニバースと僧侶?

「タイムズ」紙(電子版)2月2日

「タイムズ」紙(電子版)は2日、日本の僧侶でメイクアップ・アーティストとしても活躍する西村宏堂氏(27) へのインタビュー記事を掲載した。

同記事は、西村氏は敬けんな僧侶で、ミス・ユニバースなどのバックステージで活躍するメイクアップ・アーティストでもあると説明。僧衣を身に着けるのは寺にいるときだけで、普段はハイヒールを履き煌(きら)びやかな服装を好むとした。

西村氏は自分の服装や仕事を師は認めていると語っている。

Okinawa: tourist paradise and bristling fortress
沖縄は旅行者の楽園と殺伐とした要塞

「エコノミスト」誌(電子版)2月4日

「エコノミスト」誌(電子版)は4日、 沖縄が観光地として人気を集める一方、地政学的な緊張を背景に同地に自衛隊の基地が新設されている現状を伝えた。

 

同誌は、 沖縄には平和主義が根付いているが、台湾や尖閣諸島に近いことから与那国島には自衛隊の駐屯地が設置されているとし、今後も沖縄に基地は増える見込みだと述べた。また、旅行者の楽園と殺伐とした要塞との奇妙な組み合わせは、より不快さを増すだろうとの見解を示している。

 

US defence secretary tries to calm Asian jitters
米国防長官、アジアの不安解消に努める

「オブザーバー」紙(電子版)2月5日

「オブザーバー」紙(電子版)は5日付の記事で、マティス米国防長官が日本と韓国を訪問し、アジア諸国の緊張を緩和しようと努めたが、トランプ米大統領によりその努力が損なわれていると報じた。同記事は、トランプ氏が両国に対し核武装すべきなどと要求していた点に触れ、マティス氏の日韓訪問の主目的は、米国が強固な同盟国であることを再保証するためだったと指摘。しかしその直後、トランプ氏はオーストラリア首相と口論するなど騒動を起こしたと述べた。

Smile and nod
ほほえみ、うなずく

安倍首相とトランプ大統領

「ガーディアン」紙(電子版)は10日、米ホワイトハウスで行われた安倍首相とトランプ米大統領の共同記者会見の席上で、トランプ大統領が同時通訳のイヤホンを付けていなかったにもかかわらず、安倍首相のスピーチにうなずき、熱心に聴いているかのように見えたと動画付きで報じた。同記事はまた、両氏の握手が不自然なほど長く、最後には安倍首相が目を白黒させていたとネット上で話題になったことにも触れた。

 

 

 

 

 

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