日本で次々と露呈する
政治家の女性をめぐる不祥事
Japan's #MeToo: senior bureaucrat resigns
over sexual misconduct allegations
日本の「#MeToo」上級官僚、セクハラ疑惑で辞任
「ガーディアン」誌 4月19日
「ガーディアン」紙(電子版)は4月19日、財務省の福田淳一事務次官が女性記者に対しセクハラ発言を行ったとの「週刊新潮」の報道を受け辞任したと伝え、日本でも「#MeToo(ハッシュタグ・ミートゥー)」の動きが高まっていると報じた。
記事は、日本ではセクハラの被害者が声を上げることが少なく、セクハラを告発する「#MeToo(私も)」運動はこれまで弾みがつかなかったと説明。しかし昨年、フリージャーナリストの伊藤詩織さんが安倍首相と交友関係のある男性記者に強姦されたと名乗り出て以来、政府のセクハラへの対応に批判が広がっているとした。
更に記事では、新潟県米山隆一知事が、オンラインで知り合った女性たちと不適切な関係を重ねた上、金銭も支払っていた疑惑により、政治的な進退問題に発展していると説明。これは、同県内で議論されている柏崎刈羽原子力発電所の再稼働に関する動きに、混乱を来すかもしれないとしている。
Workers banned from lifts for 45-minute 'decontamination period' after smoking
喫煙後45分間、「浄化期間」のためエレベーターの利用禁止
「デーリー・テレグラフ」紙 4月18日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は4月18日、奈良県生駒市が4月から職員に対し、喫煙後45分は市役所のエレベーターの利用を禁止する受動喫煙対策を導入したと報じた。
記事によると、密閉された狭い空間内は受動喫煙の被害を受けやすいため、同対策が設けられたという。5階建ての役所内において、喫煙後は階段を使うようを勧告、罰則はないという。また同市では6月から、近鉄生駒駅周辺での歩きタバコに2万円の過料を科す、受動喫煙防止条例を施行することにも触れた。
Japan’s education minister apologises for using ministry car to visit 'sexy yoga' studio
林文科相、公用車で「セクシー・ヨガ」店を利用し謝罪
「デーリー・テレグラフ」紙 4月25日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は4月25日、林芳正文部科学相が公用車で平日の昼間に、東京都内のヨガ店を利用したことを謝罪したと伝えた。また、昨今の度重なる政治家のスキャンダルに、政府は打撃を受けているとしている。
これに対し林氏は事実を認め「国会が緊迫する中で混乱を招き、おわびしたい」と陳謝したとした。記事は「週刊文春」の報道を紹介、氏が公用車で、元ホステスなどのインストラクターが個人レッスンを提供する「セクシー・ヨガ」店に行ったと伝えている。
Nintendo names new head as Switch
powers 36% rise in profit
「スイッチ」の売り上げ36%増を背景に、
任天堂、新たな経営トップを発表
「フィナンシャル・タイムズ」4月26日
「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は4月26 日、任天堂の社長に、46歳の古川俊太郎取締役が昇格したと伝えた。
記事はグローバル・マーケティング室に在籍していた古川氏を、ヒット・ゲーム機「ニンテンドー・スイッチ」の一部の開発に携わり、「ポケモン」社の社外取締役を務めていると紹介。また同氏は、日系企業としては最も若い経営最高責任者の一人で、任天堂は近年、ユーザーと繋がる若手を取締役に起用する傾向にあると説明している。