この新型車両は冷房を完備した、車両間の通り抜けができるウォーク・スルー式のデザインを採用。車内の収容能力が増加し、ピーク時の列車の本数も1時間あたり24本から27本に増えるとのこと。うれしいニュースではあるが、しかし新車両は45年前にできた既存の車両より長く、一部の駅ではホームの端を削る必要があるらしい。そのため、27年まで並行して使われることになる古い車両を乗り降りする際は、電車とホームの間に大きな隙間が生じ、大変危険な状態になるという。湾曲したホームに大きな隙間があることで有名なウォータールー駅では、かつてベーカールー線の乗客が電車とホームの隙間に転落死した事故もあった。ロンドン交通局(TfL)は新車両導入を前に、事故防止のための対策を早急に編み出す必要を迫られている。
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