中国の劉暁明駐英大使が、日本の右翼を人気児童小説「ハリー・ポッター」シリーズの登場人物であるヴォルデモート卿に例える発言を行った。「タイムズ」紙が報じた。
同大使は、英国の児童文学作家J.Kローリングによる人気小説シリーズ「ハリー・ポッター」に登場する魔法使いであり、映画版ではレイフ・ファインズなどが演じたヴォルデモート卿について言及。物語の中では「ホークラックス」と呼ばれる分霊箱が壊されたことにより同卿が死に至ったことを引き合いに出し、「軍国主義が日本のヴォルデモート卿であるならば、靖国神社はホークラックスのようだ。日本の本質における最も暗い部分を象徴している」と述べた。
また同大使は、旧日本陸軍が運行し、英国を含む連合国の捕虜が建設作業に関わった泰緬鉄道の歴史を描いた映画「The Railway Man」についても触れており、「タイムズ」紙は、同大使が「英国の大衆文化への造詣の深さを示している」と伝えている。
Tue, 08 October 2024