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Sun, 22 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 17 Apr 2014 vol.1409

17 April 2014 vol.1408

籠

主に在英邦人のマラソン愛好者たちで構成された集まりに参加する形で、4月6日に開催されたパリ・マラソンに出場してきました。主催者発表によると、海外からの参加者は1万人強。マラソンついでにパリ滞在を満喫しようとする人も多いようで、大会翌日には市内の観光名所で足を引きずって歩く人を何度も見かけました。英国在住ランナーも民族大移動したらしく、ロンドンへと向かう帰りのユーロスターでも、乗り降りで足を曲げられずに困っている人がいました。あんなに苦しい思いをするのに、参加費まで払ってなんで42.195キロも走るのかって、走らない人にはきっと分からないだろうなあ。(籠)

月

13日はロンドン・マラソンの日でしたね。私、すっかり忘れて買い物途中に通過駅のウェストミンスターで「いい天気だから公園を散歩しようかな」と思い、ふらっと外に出てしまったのです。出た途端、歩道を埋め尽くす人たちと大歓声。「あ、マラソンだ……」。駅に戻ろうにも一方通行で戻れず、どうせならとランナーたちを応援しつつ、完走者たちでイモ洗い状態の公園を歩きました。私はなんで42.195キロも走るのかって思ってしまうタイプの人間なのですが、充実感と解放感に満ちた人たちの笑顔を見ていると何だかうらやましくなってしまいました。でもやっぱり自分では走りたくないな……。(月)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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