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ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 26 September 2020

アヒルたちの大航海 from UK

お風呂に浮かぶ愛くるしいアヒルのおもちゃを巡る奇妙なニュースが飛び込んできた。なんでもプラスチックでできたアヒルのおもちゃの大群が、15年にも及ぶ航海を経て近々、英国の海岸に到着するというのだ。

この見通しを発表したのは、このアヒル艦隊の行方を追跡している米国の海洋学者。なんでも彼によると、このアヒル大航海の船出は1992年1月にまでさかのぼるとのこと。当時、中国のとある工場で生まれた約3万羽のアヒルたちは、新天地米国での生活を夢見て(?!)香港発のコンテナ船に乗り込んだ。しかし彼らが乗ったコンテナが、太平洋で吹き荒れた嵐にさらわれ海の中へと放り出されてしまったというのだ。

アヒルたちのうち、約2万羽は、数カ月後にインドネシアやオーストラリアの海岸にたどり着いた。しかし、残りの約1万羽はアラスカめがけて北へと進み、その後、いったん西へ押し戻されたものの、北太平洋還流に乗ってアラスカ付近へと戻り、そのまま北極海を漂う憂き目に遭うことに……。

2000年には北大西洋で、2003年には米東海岸でこのアヒルたちの目撃情報が寄せられ、アヒルの引き受け元であったおもちゃ会社ファースト・イヤーズが、アヒル捕獲者に賞金を出すと発表。しかし、結局アヒル艦隊は米大陸には上陸せず、また大西洋を東へ東へと進み続けたのだ。

それから更に数年を経た今年、冒頭で述べたとおり、大海原を乗り越えたくましくなったこのアヒルたちが今度は英国に上陸する見込みとなっている。ファースト・イヤーズ社は再び、アヒル1羽につき50ポンド(約1万2000円)の賞金を出すと発表。一方、その10倍の500ポンド(約12万円)を出してでも、この太陽と海水ですっかり色褪せたアヒルが欲しいというコレクターも数多くいるそうだ。現在のところ、上陸が予想されている場所は、イングランド南西部、アイルランド南部、スコットランド西部だとか。夏のホリデーは、アヒルを探しに、英国海岸を旅してみるのも良いかも?

「The Times」紙
“Plastic duck armada is heading for Britainafter 15-year global voyage ”



 
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