Walthamstow Central駅より
徒歩10~15分
1. William Morris Gallery
デザイン革命児の軌跡
ヴィクトリア時代のインテリア・デザインに新風を吹き込んだウィリアム・モリス。有名な壁紙デザインの数々から、内装デザイン専門の印象が強いが、大掛かりな聖堂壁画も手掛け、細密で美しい絵画を多く残す優れた芸術家だった。ここでは彼の若いころのデッサンを含む多彩な作品の数々が、モリスが製作した家具などとともに展示されている。公園に面したカフェも併設され、居心地の良いギャラリーだ。
Lloyd Park, Forest Road E17 4PP
Tel: 020 8496 4390
水~日 10:00-17:00
www.wmgallery.org.uk
2. Vestry House Museum
地元の歴史を訪ねよう
1730年に教区の貧民層の人々を支える救貧院としてオープン。一時は警察署としても機能していたこの家、今は地元の歴史を伝える小さな博物館となっている。当時の様子を描いた絵画や写真に加え、初期の英国産ガソリン車「ブレマー」や、カラフルなブリキのオモチャなど、同地域で生産されていた商品が多数保存されている。この地がヴィクトリア期の産業の担い手であったことを伺わせ、興味深い。
Vestry Road E17 9NH
Tel: 020 8496 4391
水~日 10:00-17:00
https://www.walthamforest.gov.uk/content/vestry-house-museum
3. Lot One Ten
使えるアンティークを探すなら
ヴィクトリア時代のものから1950年代の家具までがぎっしり、かつ整然と並ぶアンティーク・ショップ。椅子やたんす類など大きめの商品が中心で、どれも購入後すぐ使えるような良い状態のものばかり。長く使われて磨かれた木の渋い光沢に、古いカード・ゲームやお菓子の缶などが色を添えている。今や50年経てばアンティークと言うから、ロンドン・バスや地下鉄の木製表示版だって、立派に仲間入りだ。
78 Hoe Street E17 4PG
Tel: 020 8926 4234
月 12:00-16:00 火~土 11:00-18:00
4. The Ruby Stables
宝探しに出掛けよう
ここはガーデン・センター? と思わせるような、所狭しと置かれた植物の鉢の合間を通って中へ進めば、奥にはギョギョッ! 崩れかけた骸骨がお出迎えしてくれるヴィンテージ・ショップ。「本物じゃないと思うけど」と茶目っ気たっぷりなご主人。中は主に1960年代以降の家具や服、小物、レコードからなぜかマネキンの手足まで、ありとあらゆる商品が並ぶまさに玉ぎょくせきこんこう石混淆の世界。宝探し気分で探訪してみては。
Ruby Road E17 4RB
Tel: 07956 628 554
月~金10:30-18:30 土10:30-18:00 日12:00-18:00
5. Veg Hut
美しく磨き上げられた野菜たち
野菜ってこんなにキレイだったっけ? と思うほどに美しくディスプレイされた「ザ・街の八百屋さん」。一つひとつツルピカに磨き上げられた野菜から、商品を丁寧に扱う姿勢が伺える。普段使いのものからココナッツやサトウキビなどスーパーではあまり見掛けない種類までが並び、値段も驚くほどリーズナブル。オープンしてまだ新しいが既に地元で根付きつつあることを、次々に訪れるお客さんが証明している。
2B Chingford Road E17 4PJ
Tel: 020 8527 5030
月~土 8:00-20:00 日 9:00-20:00
取材・写真: Keiko Lippard