日本の少子高齢化問題
Japan karaoke rivals compete for silver yen
日本のカラオケ企業が高齢者獲得をめぐり競争
「フィナンシャル・タイムズ」誌 6月22日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は6月22日、日本のカラオケ事業が高齢者を対象にマーケティング展開を行っていると報じた。
同記事は「日本におけるカラオケの黄金期は過ぎ去ったかもしれない」と伝える一方で、関連企業は高齢者という新たな市場に希望を向けていると説明。「感傷的に歌い上げるサラリーマンやアイドルに熱中する10代の若者たち」を対象に一儲けをした過去を経て、今では老人ホームに狙いを付けていると報じている。
またカラオケは「理想的なグループ活動」と述べる老人ホーム関係者の見解も紹介。郷愁に満ちた歌を聞けば心が元気になり、また肉体的な負担がごくわずかであるなどの利点を挙げている。
Dancing in clubs after midnight is no longer a crime
深夜にナイトクラブで踊ることはもはや罪ではない
「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月18日
「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月18日、日本におけるナイトクラブの深夜営業を規制する法律が改正される見込みであると報じた。
同記事は冒頭で「日本のナイトクラブで午前0時以降に踊ることはもはや罪ではなくなった」と伝えている。また午前0時を過ぎて踊ることを禁ずる現行法を「奇妙な規制」と形容。この法律は米軍による占領下の日本でダンス・ホールでの売春活動を制限するために制定されたと述べている。
A huge turtle, or a white elephant?
巨大な亀かそれとも白い象か
「エコノミスト」紙電子版 6月20日
「エコノミスト」誌の6月20日号は、東京五輪などの主会場となる新国立競技場の建設案に関する混乱を報じた。
同記事の見出しは「巨大な亀か、それとも白い象か」。「巨大な亀」は同競技場の現行案について「列島の水没を待つ亀のよう」と表現した日本人建築家の磯崎新氏の発言を、「白い象」は「無用の長物」を意味する英語表現を示唆している。また建設作業が始まっていないにもかかわらず新国立競技場は既に「嫌われてしまった」と述べた。
Japan mourns death of Tama
日本がたまの死を悼む
「デーリー・テレグラフ」紙電子版 6月26日
「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月26日、和歌山電鉄貴志川線の貴志駅で「ネコの駅長」を務めていた三毛猫「たま」が死んだと報じた。
同記事によると、たまは2007年に同駅における「ネコの駅長」に就任。以後、経営難に陥っていた同線に多くの観光客を呼び寄せ、また関連商品の販売などを通じて地元経済の活性化に貢献した。同線の利用客を5万5000人増加させ、11億円の収入をもたらしたという。
A plan to send old people to the countryside
高齢者を地方に移住させる計画
「エコノミスト」紙電子版 6月27日
6月27日発行の「エコノミスト」誌は、高齢者を地方に移住させるという提案が日本で検討されていると報じた。
同記事は冒頭で、東京・巣鴨の風景を「防寒下着などを販売する店を通り過ぎる人の波はより灰色に、そして遅くなっていく」と形容している。続いて、日本の政府が「人口減少を克服し、地方経済を活性化する」という指針を作成したと説明。首都圏に住む高齢者に地方への移住を促す案が検討されている最中であると述べている。
7-Minute Miracle
7分間の奇跡
「デーリー・テレグラフ」電子版 6月23日
「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は6月23日、新幹線の車両内を掃除する清掃員の働きぶりを紹介。わずか7分間で拭き掃除や座席の向きの変更といった「極めて注意深い掃除」を完了させる様子を米国の記者が撮影したと述べた上で、「7分間の奇跡」と題されたこの動画が300万回にわたり視聴されたと伝えている。