キャサリン妃が第二子となる女児を出産
名前は「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」に
2日、ロンドン市内にあるセント・メアリーズ病院リンド病棟前で、
後にシャーロット王女と名付けられる第二子とともに
写真撮影に応じるウィリアム王子(写真右)とキャサリン妃(同左)
ウィリアム王子の妻であるキャサリン妃は、2日午前、ロンドン市内のセント・メアリーズ病院リンド病棟で、第二子となる女児を出産した。体重は3713グラム(8ポンド3オンス)。キャサリン妃は同日の夕方に退院。王室は4日、王女の名前が「シャーロット・エリザベス・ダイアナ」に決定したと発表した。今後、通常は「シャーロット王女」と呼ばれることになる。
「シャーロット」とは、ウィリアム王子の父親、シャーロット王女にとっては祖父に当たるチャールズ皇太子の名である「チャールズ」の女性名。またキャサリン妃の妹であるピッパ・ミドルトンさんのミドル・ネームも「シャーロット」だという。「エリザベス」はウィリアム王子の祖母であり、王女にとっては曽祖母となるエリザベス女王から、「ダイアナ」はウィリアム王子の母である故ダイアナ元妃から取られたと推測されている。英王室では、新生児が誕生した際、過去の王室メンバーより名前を取るのが通例。
シャーロット王女の王位継承順位は、チャールズ皇太子、ウィリアム王子、ジョージ王子に次いで第4位となる。
「デーリー・テレグラフ」紙によると、ウィリアム王子の一家はエリザベス女王と謁見してシャーロット王女の誕生を報告した後で、イングランド東部ノーフォークへ移動。5月末まで、エリザベス女王の離宮サンドリンガム邸の敷地内にあるアンマー・ホールで過ごす予定だという。
出産待ち王室ファンに王室からプレゼント
手書きのメッセージとケーキを贈呈キャサリン妃が出産のため入院する病院で10日間待ち構えていた王室ファンに、王室から誕生日プレゼントが贈られていたことが分かった。「デーリー・ミラー」紙が報じた。
4月20日からロンドン市内のセント・メアリーズ病院リンド病棟の前で寝泊まりしていた王室ファンのテリー・ハットさんは、同30日、めでたく80歳の誕生日を迎えた。この記念すべき日に、ウィリアム王子とキャサリン妃の住居であるケンジントン宮殿のスタッフ一同は、ハットさんにプレゼントを送付。「80歳の誕生日に心を込めて」という手書きのメッセージが記された手紙とともに、ピンクと青のリボンで飾られた誕生日ケーキが贈られた。
キャサリン妃出産に祝意
オバマ米大統領夫妻(ワシントン 5月3日 時事)オバマ米大統領とミシェル夫人は2日、ウィリアム王子の妻キャサリン妃が第二子となる女児を出産したことを受け、英王室と英国民に「お祝い申し上げる」とする声明を発表した。
大統領夫妻は声明で、ウィリアム王子夫妻と長男のジョージ王子に「新しい家族が加わることで多くの喜びと幸せがもたらされるよう、米国民を代表してお祈りする」と表明した。
キャサリン妃第二子誕生で祝砲
ハイド・パーク、ロンドン塔でウィリアム王子とキャサリン妃の第二子が誕生したことを受けて、4日午後2時にロンドン市内などで祝砲が打ち上げられた。BBCが報じた。
ロンドン市内のハイド・パークでは、王立騎馬砲兵・国王中隊が41発の祝砲を発射。ロンドン塔からも62発の祝砲が上がった。またグリーン・パーク、スコットランドのエディンバラ城、ウェールズのカーディフ城でも祝砲が放たれた。
王女誕生の記念品が続出
出産直後から販売開始にシャーロット王女の誕生を受けて、英各地では様々な記念グッズが販売され始めた。「タイムズ」紙が報じた。
英国の伝統的な磁器メーカーの一つであるロイヤル・クラウン・ダービーは、キャサリン妃第二子出産が発表された直後となる2日午前に記念品の販売を開始した。また王立造幣局は、「ケンブリッジ公爵夫妻の第二子誕生を記念して」との文字が刻印された5ポンドの記念硬貨を発行。さらに英国内では、布巾、ビスケット、マグカップなどの記念品も発売されている。
キャサリン妃が出産のため入院したロンドンの
セント・メアリーズ病院リンド病棟前で寝泊まりをしていた王室ファン
バッキンガム宮殿前に配置された、キャサリン妃の
第二子出産を知らせる通知を掲げた画架
第二子が女児であることにちなみ、ピンクに
ライトアップされたタワー・ブリッジ
英大手スーパーマーケットのマークス・アンド・スペンサーは
お祝いのショートブレッド(£6.25)を販売