毎年約5万5000人が訪れるウェールズの観光地、「英国で最も小さい家」。しかし、全ての訪問者がこの小さな家に満足するわけではないようだと、「メトロ」紙が伝えた。
ウェールズ北部の町コンウィにあるこの家は、幅約183センチ、屋根の先までの高さが3メートル10センチで、おもちゃのようなかわいらしい外観。ところが観光客たちからは、「小さ過ぎる」「何人も一緒に入れない」「ツアーがない」と理不尽な理由で非難されることがあるのだとか。揚げ句の果てに「どうせ人が住んだことはないんでしょ、こんなに小さいんだもの」などと捨てゼリフを残して立ち去られたこともあったそう。
しかし、この小さな家には300年にわたり実際に人が住み、一時は6人家族の住居になったこともあった。その後も漁師など一人暮らしの男性の住まいとなり、最後の住人は身長190センチのロバート・ジョーンズという労働者だったと記録が残っている。現在はミュージアムだが、訪れる際には、あっという間に見学し終わることを覚悟しておこう。
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