（ロンドン 1月22日 時事）英政府は21日夜、競争・市場庁（CMA）のマーカス・ボッケリンク議長が退任し、暫定議長として英アマゾンの元カントリー・マネジャーで自然史博物館館長のダグ・ガー氏を充てる人事を発表した。ビジネスを妨げる障壁を除去し、成長を優先する姿勢にかじを切る。

リーブス財務相は22日、スイス・ダボスで米ブルームバーグ通信のインタビューに応じ、「戦略的方向性」に沿った人物が選ばれたとの認識を示した。政府は、経済活性化へ国内外から民間投資を呼び込むため、CMAに対して規制緩和による成長促進に寄与するよう求めていた。

ビジネス・貿易省は数週間以内に、新しい常任議長の選任プロセスを発表する。