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Thu, 21 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

編集後記 7 Mar 2013 vol.1382

7 March 2013 vol.1382

扇

先日、編集部内で「なぜ英国で売られる温州みかんはサツマと呼ばれるのか?」とか「カンガルーという名の由来」など、ちょっとした謎が話題になりました。答えはインターネットで検索できますが、もしネットがなかったらどうするのでしょうか。図書館に行ってもどの本に書いてあるのか分からず途方に暮れてしまいそうですよね。昔、テレビで「専門家とは調べ方を知っている人」と言っていたのを思い出しました。今の時代、情報はすぐ手に入るし、頭の中に貯めておく必要はなくなったような気がしてしまいますが、「知りたい」と思わなければ結局何にもなりません。好奇心は絶やさずにいたいものです。(扇)

潜

2月1日に一般公開が始まった「シャード」に行ってきました。天気はあいにくの曇り空でしたが、そんなことは気にならないくらい、圧巻! な景色でした。とにかく高いんです(高所恐怖症の友人は足が竦んでいました)。そして当日の日没時刻は午後5時半ごろだったのですが、日中の景色→日暮れの景色→夜景、という3ステージを見るために午後5時を狙ってチケットを予約していたのが大当たりでした。日没時刻を過ぎるとタワー・ブリッジやカナリー・ワーフに明かりが灯り、遠くはウェンブリー・スタジアムのアーチまで光って、大感激。黄昏れどきって、こんなに美しいんだ……とため息が出るほどでした。写真はこちら。(潜)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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