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Sun, 22 December 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 6 August 2015 vol.1440

6 August 2015 vol.1440

籠

自宅近くの公園の辺りを夜中に歩いていると、高い確率でキツネに出くわします。東京で生まれ育った私にとって、キツネとは「まんが日本昔ばなし」に登場する動物。話の内容まではよく覚えていないのですが、化けたり騙したり、ともかく人間を困らせることばかりする動物として描かれていたような気がします。実際のキツネって、そんな悪い奴には見えないんですけどね。吠えないし、牙をむいたりしないし。ただ通りすがりの私の方に顔を向けながら足早に去っていく姿は、怒られる前に逃げようとしている者の態度にも見えます。あの小心ぶりが要らぬ誤解を生んでいるのではないだろうか。(籠)

月

日本に行ったらあれを食べたい! と思うものが皆それぞれにあるものです。先日、(女)さん、(潜)さんとそんな話をしていたのですが、もうすぐ帰国する(女)さんはたらこを食べるのが楽しみだとか。少し前に一時帰国していた(潜)さんが得意気に見せてくれたのは、新神戸で食べたという駅弁「ひっぱりだこ飯」の写真。小さなつぼに入ったタコ入りの釜飯で、無類のタコ好き(潜)さんは、何とタコ足のキーホルダーまで購入していました。私はというと、そばとしらす。帰国直後の昼食にそばを食べ、夜には白いご飯にしらす干しをいっぱい載せていただくのが定番です。皆さんは何を食べたいですか?(月)

温

最近、疲れやすく体力の衰えを感じていた中、旅行に行ってきました。初日から一日中歩き通しで体中が悲鳴を上げ疲労困憊。かなりの運動不足だと思い知らされ、旅行後はバス通勤を帰りだけ止めて約6キロの道のりを歩くことにしました。1日目、足はガクガク身体はふらふら。それでも3日、4日続けていくと夜は良く眠れるようになり、朝の寝起きも良くなりました。1週間が過ぎた今は以前のような疲労感もなく、タイムを上げる余裕すら出てきました。また、今までバスで通り過ぎていただけで気付かなかった通勤途中の素敵な景色やお店の発見などもあり、楽しみながらウォーキングに励んでいます。(温)

女

私のロンドン生活も残り6日。1年ぶりの帰国を目前に、名残惜しく思う私とは対照的に、両親は待ちに待った娘の帰国に妙に盛り上がっているらしいのです。特に父は、空港に迎えに来るときに着る服から靴、鞄に至るまで買いそろえ、前日には髪もさっぱりする予定とのこと。普段から身なりに気を使っているかというと全くそうではなく、日ごろは母と私で「ダサい」と連呼してしまうような父でして。でも、久しぶりに会う娘にダサいと思われたくないと一念発起したそうです。これは母から聞いた秘密の話。当日は知らないふりをしなくては。娘ながらにそんな父が可愛らしいなと思ったのでした。(女)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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