ニュースダイジェストのグリーティング・カード
Tue, 19 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 3 November 2016 vol.1470

3 November 2016 vol.1470

月

最近、私の周りでは風邪が大流行。必死に抗っていたのですが、のどの痛みが……。こんなときは同僚に教えてもらったすり下ろした生姜とリンゴを。生姜をたっぷり入れると体中がぽかぽかします。あとはスイスの友人いち推しのコカコーラ。成分的に咳止めシロップと似ているのだとか。ところで日本では風邪をひくと鼻かのどか熱か、症状に応じた薬が販売されていますが、英国ではどんな症状であれ薬局で勧められるのはパラシータモル。頭痛や腰痛でもパラシータモル。万能薬のごとき扱いです。日本が繊細なのか、英国がおおざっぱなのか。総合的に見てどちらの方が有効なのか確認したいです。(月)

“徒”

人気作家の角田光代さんをゲストに招いた国際交流基金主催のイベントに行ってきました。これは角田さんの作品「八日目の蝉」スペイン語訳版の出版を記念したもの。翌朝にはスペインへ発つというハード・スケジュールの中、角田さんは詰めかけたファンを前に自作の朗読やQ & Aに加え、サイン会も実施。イベントは好評のうちに幕を閉じました。印象的だったのは「常に第一線で活躍し書き続けておられますが、その秘訣は?」という質問に対し、「色々な小説を読み続けているから」と答えられたこと。ほかの作家の作品に驚き感動し、「私ももっとやらなきゃ。もっとできるかも」と発奮されるのだそうです。(徒)

潜

少し前に、リバプールへ日帰りで行ってきました。片道約3時間弱の電車の旅ですが、朝9時ごろユーストンを出れば昼前には到着するので、午後たっぷり街を観光しても日帰りは十分可能です。着いたらゆっくりランチを楽しんで、街歩きをしつつテート・リバプールに行って……と思っていたところ、快晴のロンドンとはうって変わって、現地では土砂降り。もちろん街歩きどころではなく、楽しく歩けるのは美術館の中だけという有様です。友人とは「What a beautiful weather!」と英国らしいジョークを飛ばし合い、なんとか旅を終えました。典型的? な英国地方都市への旅行を堪能した一日でした。(潜)

“楽”

すっかり秋めいてきましたね。週末は紅葉狩りに公園へ! と思っていましたが、予定を変更して、家の窓から見える紅葉を楽しみました。夕方ごろには霧がかかり、情緒があるなと思っていたら、パンパンという音が。これは霧ではなく花火かもしれないと気付きました。もうすぐガイ・フォークス・ナイトだし、この時期には花火が色々なところで打ち上げられるのねと思っていたところ、ガイ・フォークス・ナイトの前後にインドのお正月があり、花火が打ち上げられるのだと大家さんが教えてくれました。結局、霧だったのか花火だったのかは分かりませんが、幻想的な演出による紅葉はとにかく美しかったです。(楽)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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