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Mon, 18 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

スタッフのつぶやき 4 May 2017 vol.1482

4 May 2017 vol.1482

月

現在、私の住むフラットで大掛かりな工事が行われています。毎朝7時台からガラガラガラガッシャン! という金属音と「ハッハッハ」という豪快な笑い声が響き、8時きっかりに工事が始まります。前々から思っていたのですが、ロンドンでは9時開店なのに9時に行っても準備ができていなかったり、夜6時閉店だと30分前くらいから閉める用意を始め、残り10分くらいからは客を入れさせないというお店を見掛けるのですが、工事現場にはやる気に満ち満ちた人たちが多いように感じます。その心意気や良し! と思いつつ、土曜の早朝にガラガラと聞こえてくるたび頼むから寝かせて~と毛布を被る今日このごろです。(月)

“徒”

大英博物館の前を通って仕事に通っています。以前は、新古典主義建築でギリシャ風な博物館がよそよそしくて苦手だったのですが、見慣れるうちに愛着が湧いてきました。朝は太陽の光を浴びた博物館を眺め、夜はたまにライトアップされることがあるものの、たいていは潔く真っ暗になっているので、閉館後の館内に横たわっているミイラを思い浮かべ、「おやすみ、ミイラ」と思いながら帰宅する日々です。そんなおなじみの博物館で大規模な北斎展が開催されるとは。25日の開催を前に、先日、大きなコンテナを積んだトラックが中庭に停まっているのを見ました。「中身は北斎か!?」と心が躍りました。(徒)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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