18 February 2016 vol.1453
70キロ、43キロ、80キロ。私が過去1カ月間で走ったマラソン大会3本(うち2つはいわゆる「ウルトラ・マラソン」)のそれぞれの走行距離です。最初はバッキンガムシャーのウェンドオーバーからロンドンのリトル・ベニスまで。翌週にはケントのアッシュハーストの森林地帯をぐるりと2周。1週間休んで今度はオックスフォードからひたすらテムズ川沿いにヘンリー・オン・テムズまでを走破。全部足すと200キロ近くになるんですね。さすがに疲れました。今後1カ月間は栄養あるものをいっぱい食べながらしっかりと休養して、4月のロンドン・マラソンでのベスト・タイム更新を目指します。今年は走るぞー!(籠)
「英国ニュースの行間を読め!」が今号で最終回を迎えました。執筆者の木村正人さんと初めてお会いしたのは、木村さんが産経新聞のロンドン支局長をされていたときのこと。フットワーク軽く各地を取材し、現地に根差した報道をされていた姿が印象的でした。その後、独立されて引き続きロンドンに滞在。新聞のデジタル化にいち早く着目していた木村さんは現在、インターネットを中心に執筆活動を続けられています。残念ながら連載は終了しましたが、これからもブログ「木村正人のロンドンでつぶやいたろう」やYahoo! ニュースなどで、木村さんによるロンドン発の生きた情報をご確認ください!(月)
日本映画巡回上映会にて「ふがいない僕は空を見た」を鑑賞後、同作の監督タナダユキ氏の舞台挨拶を拝聴した際の「明日上映予定の作品は、私の大好きな映画です」という言葉につられて、岡本喜八監督による1963年製作の白黒映画「江分利満(えぶりまん)氏の優雅な生活」を観に行きました。サントリーの宣伝部に勤める、冴えないサラリーマン江分利満氏の日常をコミカルに描いた本作品。観てビックリ、度肝を抜かれました。なんせ、とっても実験的な映画なのです。アニメーションが含まれていたり、ナレーションと主人公の掛け合いがあったり。映像に対する当時のワクワク感がビシバシ伝わってきました。(梦)
念願だったベネチアの仮面祭りに行ってきました。手頃な値段で購入できる仮面を着けて楽しむ観光客に交じって、制作費を伺いたくなるほど豪華絢爛な衣装と仮面を纏った方々も。私は興奮のあまり、シャッターを切る手が止まらなかったのですが、仮面に隠された人たちの顔をよく観察してみると、私の祖父母と同じくらいの年代の方が多いではないですか ! 「夫婦でいつまでも気合の入った仮装をする……なんて仲睦まじいんだ。私もそんな相手と結婚したい」――憧れの地で突如湧き出た謎の結婚願望。彼氏すらいない悲しい現実を、かの有名な「ため息の橋」の上でひしひしと受け止めました。(遊)
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