デフレ脱却を掲げる安倍政権の次期、日銀総裁人事
Haruhiko Kuroda set for BoJ second term
黒田東彦氏、日銀総裁再任へ
「フィナンシャル・タイムズ」誌 2月16日
「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)は2月16日、安倍首相が黒田東彦日銀総裁を再任する人事案を国会に提出したと伝える記事を掲載した。
同記事は、日銀総裁が2期目を務めるのは1961年以来で、同人事案は、安倍氏の、デフレ脱却に対する新たな意気込みを示すものとした。また副総裁の1人に、大胆な景気刺激策を提唱する、リフレ派の早稲田大学教授、若田部昌澄氏を任命したことは、安倍政権が引き続き金融緩和路線を継続する意向を示しているとの、ゴールドマン・サックスのチーフ・エコノミスト、馬場真彦氏の見方を伝えた。
更に記事は、2013年に日銀総裁となった黒田氏は、長期国債の買い入れを増額し、マイナス金利政策を導入するとともに、10年物国債利回りを0%程度に誘導するなど大胆な政策を導入。同政策は好景気を生み、失業率を2.8%にまで押し下げたが、インフレに繋がらず苦戦していると述べた。
Japan accepted just 20 asylum seekers
日本の難民認定はたった20人
「ガーディアン」紙 2月16日
「ガーディアン」紙(電子版)は2月16日、昨年、日本で難民認定の申請をした外国人が過去最多の1万9628人だった一方、政府が認定したのはわずか20人だったと伝えた。
記事は、政府の見解では就労目的の虚偽申請が多いとし、今後は申請基準を厳しくするとしている。また、東アフリカのブルンジ共和国で紛争に巻き込まれ、17年前に来日したジーンさんが不認定とされた例を挙げ、審査基準は「誠実な難民申請者への酷い仕打ち」との、ジーンさんの弁護士のコメントを伝えた。
Japan to build 70-storey wooden skyscraper
日本、70階建ての木造高層ビルの建設へ
「タイムズ」紙 2月16日
「タイムズ」紙(電子版)は2月16日、住友林業が創業350年を迎える2041年までに、350メートルの高層木造ビルを東京・丸の内に建設する構想を発表したと伝えた。70階建ての同建物は、木造では世界一高い建築物となる。 記事によると、「W350計画」と呼ばれる同ビルは、木材比率9割の木鋼ハイブリッド構造、柱や梁にもハイブリッドの耐震補強材が使われる。延べ床面積45万5000平方メートル、総工費約6000億円と試算され、通常のビルの倍の費用がかかるとしている。
羽生結弦、フィギュア・スケートで金メダルを死守
「ガーディアン」2月17日
「ガーディアン」紙(電子版)は2月17日、平昌五輪で、フィギュア・スケートの羽生結弦が2大会連続で金メダルを獲得したという記事を掲載。また、競技終了後、ツイッターの世界のトレンド・ランキングで、「Hanyu」が上位に挙がったと紹介した。