ジョンソン外相が言った文章は「彼はのろ臭い年寄りのmugwumpだが、多分害はないだろう」。ジョンソン外相がmugwumpをコービン氏への批判の意味に使っていることは想像できるものの、外国人でなくとも首をひねってしまう、見慣れぬ単語のよう。オックスフォード英語辞典によればmugwumpは「特に党派政治などから、超然もしくは独立した人物」。元々は19世紀の米語で、北米の先住民アルゴンキン族の言葉からきているとか!
同紙は、もしかしたら外相はロアルド・ダールの人気児童小説「チャーリーとガラスの大エレベーター」を読み、そこでウィリー・ウォンカがバケット夫人に言う「But my dear old muddleheaded mugwump」を覚えていたのかもしれないと推測している。また、19世紀末に米国の民主党候補を応援するため、共和党から離党した活動家たちを指す単語ともいい、どちらにせよ、この単語自体には悪い意味がないよう。
< 前 | 次 > |
---|