高速鉄道HS2マンチェスターには届かない? - 膨れ上がる総工費、政府は規模縮小を検討か
財界も含めて大きな反発を引き起こしたのは、9月中旬、スナク政権がイングランド北部の都市とロンドンを結ぶ高速鉄道「ハイ・スピード2」(Hig hSpeed 2=HS2)計画で、同中部バーミンガムと北部マンチェスター間の建設中止を考えていると報道されたことがきっかけでした。
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21 September 2023 vol.1635
テロ罪で起訴の元兵士が刑務所を脱走 配達トラックに体をくくり付けて外へ
今月6日、ロンドン南西部ワンズワース刑務所(Wandsworth Prison)に拘留されていた男性が脱走したというニュースが報じられました。この男性はテロ罪などで起訴された元英軍兵士ダニエル・カリフ被告(21)で、仕事を与えられていた刑務所の調理室から、外に出る配達トラックにベッドのシーツで体をくくり付けて脱走したというのです。
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7 September 2023 vol.1634
大英博物館で所蔵品が盗難されていた 約2000点に上る被害が明るみに出た経緯とは
8月中旬、英国が世界に誇る大英博物館(The British Museum)で、所蔵物の盗難事件が発生していたことが分かりました。18世紀半ば、医師ハンス・スローン卿の収集物を基に設立された大英博物館には、世界中から年間約600万人が訪れます。
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巨大水上施設に難民申請者の収容が始まる 地元住民、人権保護団体から反対の声も
海峡を渡って英国にやってくる難民申請者を水上に浮かぶ「バージ」に収容する。政府の難民・移民対策の一つとしてこの話を聞いたとき、筆者は2012年のエリザベス女王の即位60周年記念で使われた、ロンドン・テムズ川上を渡る王室専用船「ロイヤル・バージ」を思い浮かべました。
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元UKIP党首ファラージ氏の口座閉鎖で大騒ぎ ナットウエスト、クーツのCEOが引責辞任
英国の欧州連合(EU)離脱実現に大きな役割を果たした英国独立党(UKIP)の元党首ナイジェル・ファラージ氏。離脱運動の最中、その姿をメディアで目にしない日はなかったといってよいでしょう。
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BBCの著名司会者がスキャンダルの渦中に 大衆紙の報道がきっかけ
今年5月、民放ITVの司会者フィリップ・スコフィールドが、自分よりも30歳も若い男性同僚と不倫関係を持ち、同僚や関係者には事実を否定したことが暴露され、スコフィールドは朝の情報番組「ディス・モーニング」の司会役を降りる事態となりました。
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毎年夏の恒例野外フェスティバル グラストンベリーとは
6月21日から25日まで、世界最大規模の野外音楽祭「グラストンベリー・フェスティバル」が英南西部サマーセット州ピルトンで開催されました。
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COVID-19の調査委員会が政府の対応検証
2020年初頭から世界中に広がった「COVID-19」こと新型コロナウイルス感染症は、英国にも大きな傷跡を残しました。政府の最新データによりますと、感染者は延べで2200万人、死亡診断書で死因がCOVID-19とされた人は約22万7000人。国家統計局の調査では、現在も約200万人が後遺症に悩まされています。
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ささやかれる連立政権の可能性
先月末、広島で開催されたG7先進国首脳会議に出席したリシ・スナク首相は、お好み焼き作りに参加したり、岸田首相に広島カープのロゴが入った赤い靴下を見せたりなどのパフォーマンスで、日本では人気沸騰となったそうです。
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王室廃止主張する「リパブリック」どんな組織か
チャールズ国王とカミラ妃の戴冠式が無事終わり、国歌斉唱時の「God save the King」(神よ、国王を守り給え)にもようやくなじんできたこのごろです。テレビを見ていると、英国全体が戴冠式に沸いたかのように思えますが、そうではないことを示したのが、「私の王ではない」(Not my King)などのプラカードを掲げて君主制への抗議運動に参加した人々の姿でした。
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