(ブリュッセル 4月17日 時事)ベルギー・ブリュッセル当局は16日、欧州の極右政治家らが出席して同日開催された会合を取りやめるよう命じた。会合は中断されたものの、「政治集会の禁止は違憲だ」として、リベラル系のデクロー首相が対応を批判する事態となった。
命令が出されたのは、16、17両日に開催予定だった「国民保守主義会議」。主催者のホームページによれば、16日にはブレイバーマン前英内相、17日にはハンガリーのオルバン首相の講演が決まっていた。
会場となったブリュッセル市内の地区のトップは、命令の理由をX(旧ツイッター)に「治安確保」のためだと投稿。「極右は歓迎されない」とも指摘した。
AFP通信によると、英国の欧州連合(EU)離脱で名を挙げた政治家ナイジェル・ファラージ氏は16日、記者団に「全くもってとんでもないことだ」と怒りをあらわにした。
デクロー氏は、言論の自由や平和的な政治集会を保障してきたベルギー憲法を「覆すことはできない」とXに書き込み、当局の対応は「受け入れられない」と批判した。
命令が出されたのは、16、17両日に開催予定だった「国民保守主義会議」。主催者のホームページによれば、16日にはブレイバーマン前英内相、17日にはハンガリーのオルバン首相の講演が決まっていた。
会場となったブリュッセル市内の地区のトップは、命令の理由をX(旧ツイッター)に「治安確保」のためだと投稿。「極右は歓迎されない」とも指摘した。
AFP通信によると、英国の欧州連合(EU)離脱で名を挙げた政治家ナイジェル・ファラージ氏は16日、記者団に「全くもってとんでもないことだ」と怒りをあらわにした。
デクロー氏は、言論の自由や平和的な政治集会を保障してきたベルギー憲法を「覆すことはできない」とXに書き込み、当局の対応は「受け入れられない」と批判した。