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Wed, 20 November 2024

知って楽しい建築ウンチク
藍谷鋼一郎

ボリス・ジョンソン・ ロンドン市長


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市長は首相の強力な武器

ジョンソン市長は卓越したユーモアのセンスを持っている。多くの人々が政治に対して無関心を決め込む中、人間性と誠実さを感じさせる稀有な政治家だ。厳しい政策を打ち出す政権にとってはとりわけ貴重な人材である。さらに彼には進歩的かつ都会的で保守的というイメージがあるので、中道派の有権者からの支持を獲得しようとしているキャメロン首相の強力な武器となるだろう。首相がジョンソン市長と協力関係を築こうとしてきたのは正しい判断と言える。(10月10日)


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市長は首相の脅威となり得る

保守党党大会でのジョンソン市長の演説は、首相への支持を表明した内容こそ無難なものではあったが、その巧みさではキャメロン首相を脅かしていた。演説の技巧において同市長の右に出る者はそう多くいない。如才なく、見栄えが良く、PR会社の重役として働いた経験を持つキャメロン首相もなかなかの役者ではあるが、同市長の芸達者ぶりには遠く及ばない。市長が次期首相と目されるという事実のみでもキャメロン首相と保守党にとっては十分な脅威となる。(10月10日)


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まあ落ち着きなさい

ジョンソン市長を次期首相にとの呼び声が高まっているが、あえて忠告したい。まあ落ち着きなさい。確かに同市長は冴えた頭脳を持ち、軽妙な言い回しができる上に、人々の気分を高揚させるというとっておきの才能がある。だが彼の熱狂的なファンは、典型的な保守党支持者たちが持ち合わせているとされる常識を取り戻すべきだ。首相を選ぶことは政治の問題であり、テレビのオーディション番組における人気投票とは異なるということをしっかりと認識すべきである。(10月10日)

 

藍谷鋼一郎:九州大学大学院特任准教授、建築家。1968年徳島県生まれ。九州大学卒、バージニア工科大学大学院修了。ボストンのTDG, Skidmore, Owings & Merrill, LLP(SOM)のサンフランシスコ事務所及びロンドン事務所で勤務後、13年ぶりに日本に帰国。写真撮影を趣味とし、世界中の街や建築物を記録し、新聞・雑誌に寄稿している。
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