イングランドでは7月1日からついに、公共の屋内空間を全面的に禁煙とする禁煙法が施行された。スコットランドや北アイルランドでは2006年から施行され、また欧州大陸に目を向ければ既にイタリアやスウェーデンでも同様の措置が取られており、愛煙家の肩身はますます狭くなるばかり。果たして世界は嫌煙主義へと向かっているのだろうか。日英両国のタバコ事情を知る在英邦人のご意見を拝聴するため、今回も街頭調査に出陣!
アンケート実施場所: らいすわいん前
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在英邦人の間では禁煙法支持派が優勢。なかには「喫煙って迷惑」「喫煙者に対してタバコを吸うなと直接は言いにくいので、法律でまとめて禁止してくれて嬉しい」と、嫌煙丸出しのご意見が少なからず見られた。さらには禁煙法反対派の中にも、理由を問うと「煙草を吸えないためにイライラしている喫煙者と一緒に過ごすのが嫌だから」という人もいて、喫煙者のイメージってかなり悪い。また日本と比べて英国特にロンドンにはマナーの悪い喫煙者が多いとの意見も根強く、こういったネガティブなイメージに拍車を掛けているようだ。これに対して、禁煙法反対を掲げたのはやはり主に喫煙者。個人的には「禁煙法は不条理」と断じていた回答者の叫びが印象に残った。どうやら今回の禁煙法の施行は、タバコの存在に改めて注目を集めた挙句に、喫煙派と嫌煙派を対立させてしまう絶好の機会となってしまったようだ。